軍人
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軍人(ぐんじん、soldier)とは軍隊に所属し、軍事に関わる専門的な技能や知識を習得した人間を指す。またはかつて所属していた人(退役軍人、元軍人ではない)を表す言葉。
しばしば文民の対義語として用いられる。軍人としての籍のことを兵籍・軍籍などという。軍人としての履歴を軍歴という。軍属は原則として、文官(雇員・傭人等を含む。)であり軍人とは異なる。
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[編集] 歴史
古代においては(たとえば日本では同じ字で「いくさびと」と呼ぶように)戦闘行為を行う者を幅広く指していた。古代にもローマ帝国などのように国民に兵役義務を課して、人間を集めていたことはある。しかし近代に入り、軍事に関わる技術や理論の飛躍的な発展で、それまで専門的な技術知識を習得していなかった人間が軍隊を運営することが成り立たなくなった。そこで軍隊をより高度に専門化する必要性が高まったことで、軍隊が高水準の専門知識と技能を習得した職業軍人に運営されるようになった。この職業軍人が今日に続く軍人の形態である。
[編集] 責任
軍人は戦争という国家の緊急事態において、場合によっては死の危険もある最前線に出て職務を遂行することが求められる。その業務の性質上、「無制限の責任」を負うことが求められる。ゆえに軍人は緊急事態において生存の危機を受容してでも職務に当たることが必要である。(この件については、警察官・消防官・海上保安官等の準軍事組織の要員についても同様である)交戦においても、その行動には交戦規定によって制約される。(交戦規定を参照)また平時においても、緊急事態に速やかに対応出来るように居住可能な地域を限定され、秘密保守や品位の維持などもその職業の性質上求められる重要な責任である。
[編集] 制度
軍人確保の方法として、国民にある一定期間軍隊に入る事を義務化する、徴兵制と、募集をおこない希望者を募る志願兵制がある。一般的に、国家として安定していない場合は徴兵制を取り、安定してくると志願制を取る。ただし、アメリカはベトナム戦争終了まで徴兵制を取っていたため一概にそうとはいえない。
[編集] 関連項目
- 自衛官
- 軍事指揮官の一覧
- 傷痍軍人
- 退役軍人
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