唐草模様
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唐草模様(からくさもよう)とは、図案化した蔦の模様。蔦花文様、蔦蔓文様、アラベスクなどとも呼ばれる。 複数の曲線や渦巻き模様を組み合わせることで、つるが絡み合う様子を表す。 蔦を写実的に描いたものから、左右対称の渦巻き模様(いわゆるラーメンマーク)にまで簡略されたものまで、さまざまな種類の唐草模様が存在する。
メソポタミアやエジプトから各地に伝播したと考えられており、日本には中国から伝わったとされている。 繁栄を示す模様とされ、アラブ諸国ではモスクの装飾としてよく用いられる。そのためヨーロッパでは「アラベスク(アラブ風の)」と呼ばれている。
日本では、緑地に白の唐草模様の風呂敷は獅子舞のかぶり物として使われるとともにドロボウの小道具としての印象もある。