園遊会
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園遊会(えんゆうかい)とは、広義の意味では野外で行われる宴(うたげ)のことであるが、日本では一般的に、天皇、皇后が主催する野外での社交の会を意味する。
園遊会には、時の衆・参両院の議長、副議長、議員、内閣総理大臣、国務大臣、最高裁判所長官、判事、その他の認証官など立法・行政・司法各機関の要人、都道府県の知事・議会議長、市町村の長・議会議長、各界功績者とそれぞれの配偶者約2,000人が招待される。
1953年より毎年秋だけに行われてきたが、1965年より春と秋に行われ現在の形となる。それぞれ”春の園遊会”、”秋の園遊会”と呼ばれる。会場は赤坂御苑。招待者の名簿は当初から公表されてきた。
戦前は観桜会、観菊会という会が催されていた。これらは、現在は内閣総理大臣主催の「桜を見る会」、「菊を見る会」となっている。
皇太子同妃はじめ皇族が出席するほか、春の園遊会には、各国の外交使節団の長以下の外交官・各国の領事館の長とその配偶者・令嬢も招待される。