土丸
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元は大土村という小さな集落で、泉佐野市との合併により呼称が土丸に変わった後も規模は変わっておらず、50件ほどの家が立ち並ぶ。
[編集] 概要
かつての「粉河街道」の沿道であり、現在は府道62号線と府道247号線が交わる交通の要所である。上空を阪和自動車道が高い橋梁で越えていくが近くにインターチェンジはない。
道路交通は概ね便利である反面、バスは1時間に1~2本であり頻繁に走っているわけではく、交通弱者には便利とは言えない。近くに小学校や中学校がなく、小学生はバスに乗って日根野小学校へ通学する。中学生は同じ距離を歩いて日根野中学校へ通学する。
付近には商店が無く、最寄のコンビニへも車で10分ほど走らなければいけないなど不便である。昔は菓子類、調味料などが売られていたJAも今ではその販売をやめ、唯一あった駄菓子屋も数年前に閉店してしまった。それでも移動式の八百屋は毎日決まった時間に音楽を鳴らしながらやってくる。
山に囲まれているといえる地形で、土丸城跡、雨山城跡がある雨山(標高312.0m)や泉州小富士山(標高260.0m)が有名。そういった山やその近辺ではヨモギやツクシ、ゼンマイ、ワラビといったものが自生し、シーズンになると食卓をにぎわせてくれる。
行事としては、丘にある公園にて盆踊りが長い間青年団によって催され、仮装大会なども開催され盛り上がっていたが、2005年を最後に行われていない。また、「土丸」バス停の程近くにある春日神社では、毎年年越しに地元の住民が集まってきて焚き火をし、お神酒を酌み交わすのが恒例になっている。
自然は豊かで、山や川では年中通して子供たちが遊ぶ場面が見られる。野いちご(キイチゴ)やスカンポ(スイバ)などが食べることのできる、そしてそれらを食べる子供たちの笑顔が見ることのできる、貴重な日本の田舎であると言える。
[編集] アクセス
- 自家用車
- 公共交通機関
- (ともに「土丸」下車)
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