大きな機関車たち
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『大きな機関車たち(汽車のえほん21)』(おおきなきかんしゃたち きしゃのえほん21)(原題 Main Line Engines)は、低学年の児童向け絵本シリーズ「汽車のえほん」の第21巻である。
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[編集] 概要
イギリスのウィルバート・オードリー牧師が1957年発表した汽車のえほんシリーズの第21巻。4話の短編作品を収録。挿絵はガンバー&ピーター・エドワーズが担当。ポプラ社から1980年10月に日本語訳が出版されていたが、2004年頃に版元品切れ再版未定になり、絵本専門店等の流通在庫か古書でしか入手できなくなっている。
[編集] 成立の過程
1945年から、ほぼ毎年に1巻づつ続巻してきた本シリーズの第21巻。本線の機関車たちを主に描いた内容となっているが、ほとんどエドワードの支線が舞台となっている。
[編集] 収録作品
- ビルとベン(The Dieseasel)
- みつばちとジェームズ(Buzz Buzz)
- ゴードンの いのちびろい(Wrong Road)
- エドワードのはなれわざ(Edward’s Exploit)
[編集] 登場キャラクター
テレビシリーズの機関車紹介と重複する解説は省略、本巻の内容で特筆すべきものを紹介。
- メインキャラクター
- サブキャラクター
- ビルとベン 初登場。モデルはバグナル社製0-4-0タンク機。
- ボコ 初登場。モデルは作中で述べられている通り、メトロポリタン・ヴィッカーズ2型(BRクラス28)。実車が正面貫通扉付きなので顔のスタイルを決めるのには苦労したらしく、P11、15では警戒色(黄色の部分)の上に目があり、P27、41、43では警戒色の中に目があり、最終ページでは再び警戒色の上に目が戻っている。名前は軸配置「Co-Bo」を逆さに読んだものだが、この理由についてオードリー牧師は「コボ(CoBo)」よりも「ボコ(BoCo)」の方が聞こえが良いからと答えている。