大倉川
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水系 | 名取川水系 | |||
延長 | 22.4 km | |||
水源の標高 | ? m | |||
平均流量 | ? m³/s | |||
流域面積 | 94.6 km² | |||
水源 | 仙台市青葉区 | |||
河口 | 広瀬川 | |||
流域 | 宮城県仙台市青葉区 |
大倉川(おおくらかわ)は、宮城県仙台市青葉区を流れる川で、広瀬川の支流である。名取川水系に属する一級河川。長さ22.4キロメートル、流域面積94.6平方キロメートル。大倉ダムは仙台市の主な水源である。
目次 |
[編集] 流路
宮城県と山形県の境をなす奥羽山脈の船形山から、南に、ついで南東に流れる。定義で南南東に折れ、大倉湖・大倉ダムを経由して広瀬川に注ぐ。
広瀬川と大倉川の合流点までの流域面積を比べると、広瀬川が112.1平方キロ、大倉川が94.6平方キロで、本流のほうがやや上回る。しかし長さを比べると、広瀬川は11.1キロメートル、大倉川は22.4キロメートルで、支流のほうが本流の倍以上ある。そこで、明治時代のはじめまで大倉川が広瀬川本流とみなされることがあった。
ほとんど山地を流れる川だが、中流から河岸段丘が数珠繋ぎに連なって山間の盆地をなす。第2次大戦後に開墾された十里平、定義如来がある定義、大倉湖付近の矢籠・日向・栗生、ダムの川下にある下倉・大原・小原で、耕地と集落がある。
[編集] 歴史
1908年(明治41年)に、大倉発電所が作られた。大倉ダムは1961年に完成した。ダム湖の下に没することになった発電所は、ダムの川下に移転し、ダムから水を供給されて発電することになった。
[編集] 主な支流
- 戸立沢
- 南沢
- 湯川
- 横川 - 神掛川
[編集] 橋
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- 定義橋 - 宮城県道55号定義仙台線(定義街道)
- 滝の上橋
- 大倉大橋
- (天狗橋 - 水没)
- 大倉ダム
- 新天狗橋 - 宮城県道55号定義仙台線