大宮神社 (盛岡市)
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大宮神社 | |
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所在地 | 岩手県盛岡市本宮字大宮 |
主祭神 | |
創建 | 延暦年間 |
例祭 | 8月中旬 |
主な神事 | 神楽 |
大宮神社(おおみやじんじゃ)は、岩手県盛岡市にある神社である。大宮神楽、多賀神楽で知られる。
目次 |
[編集] 祭神
天照大神を祀る。
[編集] 名称
大宮とは、当神社そのものを指し示す言葉であり、字(あざな)の由来である。「本宮」は旧村名「本宮」から来ているが、水害による移転にともなう、元来の大宮があった場所(元宮)がその語源。 なお、周辺地名「太田」と「本宮」をあわせた、という解釈は誤解である。
[編集] 歴史
延暦年間、坂上田村麻呂が蝦夷征討の際に、戦勝を祈願して神宮内宮を勧請したのに始まると伝えられる。平安時代に桓武天皇が造立を命じた陸奥国最北の城柵志波城の鬼門鎮護社である。鈴木氏が代々司る。
外宮に見立てた神明社はもと仁王郷(現岩手山神社)に置かれたが、のちに移転(現在の盛岡市神明町)、現在は盛岡八幡宮境内に祀られている。
明治の廃仏毀釈のとき、高屋稲荷神社が移転されたが、再び仙北町へ戻された。
平民宰相と呼ばれた原敬の生家に近く、原も度々訪れている。
[編集] 境内
大宮神社のモミは、盛岡市指定天然記念物である。