大島義也

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大島 義也（おおしま よしなり、万治3年（1660年） - 享保8年11月3日（1723年11月30日））は江戸時代前期の大身旗本。美濃池田郡・武儀郡・加茂郡・摂津豊島郡などに4700石を領した。討ち入り前に切腹した赤穂浪士萱野三平の旧主。

旗本大島出羽守義近(5000石)の嫡男として誕生。母は建部丹後守政長の娘。内膳・縫殿助・雲八などと称した。叙任後は官位名で伊勢守・肥前守と称した。

寛文12年(1672年)5月18日にはじめて将軍徳川家綱に謁見。元禄3年(1690年)8月6日、父の遺領を相続したが、このさい弟義全に300石を分け与えたため4700石の相続となった。元禄5年(1692年)4月14日、御使番となり、12月18日に布衣の着用を許された。元禄7年(1694年)正月15日、武蔵国川越城が柳沢出羽守保明(のちの美濃守吉保)の居城となった際には川越に赴きその城引渡しの事務を取り仕切った。4月14日、幕府目付となり、元禄10年(1697年)9月1日新番頭に転じ、元禄12年(1699年)6月28日には長崎奉行に就任し、9月15日に従五位下伊勢守に叙任した。元禄16年(1703年)7月28日、作事奉行に就任。宝永4年(1707年)11月1日、西城の留守居役となり、宝永6年(1709年)10月18日に本城の留守居役に転じた。享保2年(1717年)将軍徳川吉宗の子小次郎(のちの田安宗武)の髪置の儀式に参加したことで時服五領を賜った。また小次郎からも黄金を賜る。享保4年(1719年)3月21日、吉宗の子源三生誕の時も蟇目の役をつとめたため時服六領白銀五十枚を賜う。享保8年(1723年)11月3日に死去。享年64。法名道光。

[編集] 関連項目

• 萱野三平
• 萱野三平旧邸（箕面市）
• 元禄赤穂事件