大崎章
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大崎章(おおさきあきら、1961年-)は、群馬県出身の日本の映画監督。
[編集] 来歴
龍村仁氏に師事して、ドキュメンタリー番組、CMなど制作。その後フリーになり、助監督として「無能の人」(竹中直人監督)、「あの夏、いちばん静かな海。」(北野武監督)、「ソナチネ」(同)、「2/デュオ」(諏訪敦彦監督)、「洗濯機は俺にまかせろ」(篠原哲雄監督)、「スリ」(黒木和雄監督)、テレビ「私立探偵濱マイク」などに携わる。
最近では「リンダリンダリンダ」(山下敦弘監督)で監督補を務めた。2006年、「キャッチボール屋」でデビュー(10/21 東京・新宿K's cinemaで公開)。会社をリストラされたタカシ(大森南朋)が謎の紳士に出会い、10分百円のキャッチボール屋を任されるストーリー。都会の公園を舞台に、過去を抱えた大人たちを描き出し、迷い立ち止まっている人の背中をそっと押してくれる大人のファンタジー作品だ。主人公タカシ役に大森南朋、寺島進、松重豊、光石研ら日本映画を支える個性的な俳優が出演している。