大澤真幸
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大澤 真幸(おおさわ まさち, 男性, 1958年10月15日-)は、社会学者。京都大学大学院人間・環境学研究科助教授。専攻は数理社会学、理論社会学。
長野県松本市生まれ。長野県松本深志高等学校卒業。1987年、東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。同年4月~1990年までの間、東京大学文学部助手を務める。
千葉大学文学部講師・助教授を経て、1997年に京都大学大学院人間・環境学研究科助教授となる。
1990年には、東京大学から『行為の代数学』により社会学博士号を授与される。同じ社会学者で、立教大学教授の、吉澤夏子は夫人。
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[編集] 著書
[編集] 単著
- 『行為の代数学――スペンサー=ブラウンから社会システム論へ』(青土社、 1988年/増補新版、 1999年)
- 『身体の比較社会学(1・2)』(勁草書房、 1990年)
- 『資本主義のパラドックス――楕円幻想』(新曜社、 1991年)
- 『意味と他者性』(勁草書房、 1994年)
- 『電子メディア論――身体のメディア的変容』(新曜社、 1995年)
- 『虚構の時代の果て――オウムと世界最終戦争』(筑摩書房[ちくま新書]、 1996年)
- 『性愛と資本主義』(青土社、 1996年)
- 『恋愛の不可能性について』(春秋社、 1998年/筑摩書房[ちくま学芸文庫], 2005年)
- 『戦後の思想空間』(筑摩書房[ちくま新書]、 1998年)
- 『「不気味なもの」の政治学』(新書館、 2000年)
- 『文明の内なる衝突――テロ後の世界を考える』(日本放送出版協会、 2002年)
- 『帝国的ナショナリズム――日本とアメリカの変容』(青土社、 2004年)
- 『現実の向こう』(春秋社, 2005年)
- 『思想のケミストリー』(紀伊國屋書店, 2005年)
- 『美はなぜ乱調にあるのか――社会学的考察』(青土社, 2005年)
[編集] 共著
- (香山リカ)『心はどこへ行こうとしているか――クロス・トーク!社会学VS精神医学』(マガジンハウス、 1998年)
- (吉見俊哉・小森陽一・田嶋淳子・山中速人)『メデイア空間の変容と多文化社会』(青弓社、 1999年)
- (金子勝)『見たくない思想的現実を見る――共同取材』(岩波書店、 2002年)
- (東浩紀)『自由を考える――9・11以降の現代思想』(日本放送出版協会、 2003年)
- (佐伯啓思)『テロの社会学』(新書館, 2005年)
[編集] 編著
- 『社会学のすすめ』(筑摩書房、 1996年)
- 『社会学の知33』(新書館、 2000年)
- 『ナショナリズム論の名著50』(平凡社、 2002年)
[編集] 共編著
- (井上俊・上野千鶴子・見田宗介・吉見俊哉)『岩波講座現代社会学(全27巻)』(岩波書店、 1995年-1997年)
- (見田宗介・上野千鶴子・内田隆三・佐藤健二・吉見俊哉)『社会学文献事典』(弘文堂、 1998年)
- (猪口孝、岡沢憲芙、山本吉宣、ステーヴン・リード)『政治学事典』(弘文堂、 2000年)
- (小林康夫・永井均・山本ひろ子・中島隆博・中島義道・河本英夫)『事典哲学の木』(講談社, 2002年)
[編集] 共訳書
- (宮台真司)G・スペンサー=ブラウン『形式の法則』(朝日出版社、 1987年)