大足石刻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大足石刻 (中華人民共和国) |
|
---|---|
大足石刻 | |
(英名) | Dazu Rock Carvings |
(仏名) | Sculptures rupestres de Dazu |
登録区分 | 文化遺産 |
登録基準 | 文化遺産(i) (ii) (iii) |
登録年 | 1999年 |
拡張年 | |
備考 | |
公式サイト | ユネスコ本部(英語) |
地図 | |
大足石刻(だいそくせっこく)は中国、重慶市大足県にある仏教石窟。1999年よりユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。
[編集] 概要
大足石刻では、9世紀から13世紀頃までの大乗仏教の石仏が岩の壁に彫刻されている。ほとんどが仏教に関する石仏であるが、道教の神々の像も彫刻されている。
中でも宝頂山にあるブッダの入滅を描いた釈迦涅槃像が有名で、釈迦涅槃像は31メートルの長さを有している。
他に有名なものとして、金箔を張った千手観音菩薩があり、これは実際に千以上の手を有している。
[編集] 登録基準
この世界遺産は、世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (i) 人類の創造的天才の傑作を表現するもの。
- (ii) ある期間を通じて、または、ある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、町並み計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
- (iii) 現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または少なくとも稀な証拠となるもの。
[編集] 関連項目
中華人民共和国の世界遺産
World Heritage Sites in the People's Republic of China |
|
---|---|
文化遺産 | |
万里の長城 | 北京と瀋陽の明・清王朝皇宮 | 莫高窟 | 秦始皇帝陵及び兵馬俑坑 | 周口店の北京原人遺跡 | 承徳避暑山荘と外八廟 | 三孔 | 武当山古建築 | ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群 | 廬山 | 麗江古城 | 平遥古城 | 蘇州古典園林 | 頤和園 | 天壇 | 大足石刻 | 青城山と都江堰 | 安徽省南部の古代集落群-西遞と宏村 | 龍門洞窟 | 明・清王朝の皇帝墓群 | 雲岡石窟 | 高句麗前期の都城と古墳 | マカオ歴史地区 | 殷墟 | |
自然遺産 | |
九寨溝の渓谷の景観と歴史地区 | 黄龍風景区 | 武陵源 | 三江併流 | 四川省のジャイアントパンダ保護区 | |
複合遺産 | |
泰山 | 黄山 | 峨眉山と楽山大仏 | 武夷山 | |
世界遺産 | アジアの世界遺産 | 中華人民共和国の世界遺産 | 五十音順 | | |