嬰ロ

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嬰ロは、音名のひとつ。ロの楽譜上の位置を変えずに半音上げた音であり、楽譜ではロに♯を付けて表す。

各オクターブにひとつずつある。

目次 1 各語における嬰ロ 2 各オクターブの嬰ロ 3 異名同音 4 各調における位置 5 各音との関係

[編集] 各語における嬰ロ

• 英語：B sharp
• ドイツ語：His
• イタリア語：Si diesis
• フランス語：Si dièse

[編集] 各オクターブの嬰ロ

譜例	MIDIにおける ノートナンバー	オクターブ表記			周波数	備考
	120	B♯8	五点嬰ロ	his5	8372.01808962Hz
	108	B♯7	四点嬰ロ	his4	4186.00904481Hz
*	96	B♯6	三点嬰ロ	his3	2093.0045224Hz
*	84	B♯5	二点嬰ロ	his2	1046.5022612Hz
*	72	B♯4	一点嬰ロ	his1	523.2511306Hz
*	60	B♯3	片仮名嬰ロ	his	261.6255653Hz
*	48	B♯2	平仮名嬰ろ	His	130.81278265Hz
*	36	B♯1	下一点嬰ろ	His1	65.40639133Hz
	24	B♯0	下二点嬰ろ	His2	32.70319566Hz

• 上のオクターブから順に並べた。従って、ある行の音はその次の行の音よりオクターブ高い。
• オクターブ表記は左から、国際式、日本語式、ドイツ語式である。
• 一部の楽器製造会社では、国際式より1小さい数字が使われている。
• 周波数は、A（イ）=440Hz、十二平均律としたときの概算である。

[編集] 異名同音

ハと重変ニは、異名同音である。

[編集] 各調における位置

• 嬰イ短調の第2音、上主音（シ）。
• 嬰ニ短調の旋律的短音階（上行形）の第6音。
• 嬰ハ長調の自然長音階、和声的長音階、旋律的長音階（上行形）の第7音、導音（シ）。
• 嬰ハ短調の和声的短音階、旋律的短音階（上行形）の第7音、導音。

[編集] 各音との関係

音名
音程はこの音からの音程である
嬰ロ 完全1度上 完全1度下	重嬰ロ 増1度上 減8度下								重変ロ	変ロ 重減8度上 重増1度下	ロ 減8度上 増1度下
							重変イ	変イ 重減7度上 重増2度下	イ 減7度上 増2度下	嬰イ 短7度上 長2度下	重嬰イ 長7度上 短2度下
					重変ト	変ト 重減6度上 重増3度下	ト 減6度上 増3度下	嬰ト 短6度上 長3度下	重嬰ト 長6度上 短3度下
			重変ヘ	変ヘ	ヘ 重減5度上 重増4度下	嬰ヘ 減5度上 増4度下	重嬰ヘ 完全5度上 完全4度下
		重変ホ	変ホ 重減4度上 重増5度下	ホ 減4度上 増5度下	嬰ホ 完全4度上 完全5度下	重嬰ホ 増4度上 減5度下
重変ニ	変ニ 重減3度上 重増6度下	ニ 減3度上 増6度下	嬰ニ 短3度上 長6度下	重嬰ニ 長3度上 短6度下
ハ 減2度上 増7度下	嬰ハ 短2度上 長7度下	重嬰ハ 長2度上 短7度下								重変ハ	変ハ 重減2度上 重増7度下