宇宙皇子
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『宇宙皇子』(うつのみこ)は、藤川桂介によって描かれた歴史伝奇ファンタジー。1984年(昭和59年)6月初版発行。挿絵はいのまたむつみ。地上編・天上編・妖夢編・煉獄編・黎明編の全五部から構成される。他に外伝である「拾異伝」が出ている。実際に日本各地に伝の残る修験者・役行者こと役小角の弟子として、架空の人物「宇宙皇子」が金剛山で葛藤しながら成長していく姿を描く。物語の舞台は現実の西暦600年代半ば以降の飛鳥地方をモチーフにしているが、作中では年代を星暦として表現している。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
[編集] 作品一覧
- 宇宙皇子 地上編:全10巻(新書・文庫)
- 宇宙皇子 天上編:全10巻(新書・文庫)
- 宇宙皇子 妖夢編:全10巻(新書・文庫)
- 宇宙皇子 煉獄編:全10巻(新書・文庫)
- 宇宙皇子 黎明編:全8巻 (文庫)
- 宇宙皇子 拾異伝:全4巻?(文庫)
[編集] 用語
- 金剛山
- 葛城山
- 鬼
- 金剛山や大峰山に役小角を慕って集まった修験者達、また宇宙皇子作中では、それ以外の日本各地に散在する霊山で修行する修験者達を「鬼」と呼ぶ。
- 中には流民として流れるうちに辿り着いた者、宇宙皇子やその仲間の様に、幼少で両親を亡くし、小角や他の鬼によって拾われ、否応無しに鬼として育った者達も居る。
- 金剛山の鬼は小角を中心として禅童子・智童子という腹心の補佐、その下に金剛山を守護する軍鬼、鬼達の食料を司る庫裏鬼、祭事を司る祭鬼、朝鮮半島や中国大陸から流れてきた者を纏めた客鬼、鬼達に小角の教えや飛鳥の法律を教える法鬼と言った様に社会構造を構築しており、各鬼は道士>鬼士>通常の鬼と段階分けされている。
- 後に小角直属の遊撃部隊として禅童子の指揮下にあって此処の判断で動く「遊鬼」が作られ、宇宙皇子とその仲間がこれに任命された。
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