安陽
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河南省内の安陽の位置(オレンジ色) |
安陽(あんよう、Anyang)は中国内陸部の河南省最北部にある都市。
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[編集] 地理、交通等
市内区部の面積は約54平方km、区部人口101.2万人である。平均気温は13.6度、地積は平地で、緯度は東京とほぼ同じである。北京から南西に約500kmの位置にあり、京広線で約6時間である。また市内東部を京珠高速道路が通過している。
[編集] 歴史
中国七大古都(北京、南京、杭州、西安、洛陽、開封、安陽)の一つである。約三千三百年前の商代後期の都で中国古代王朝の一つである殷の時代の遺跡「殷墟」があり、ヒエログリフ、楔形文字と並び世界三大古代文字の一つに数えられる甲骨文字が大量に出土している。
[編集] 行政区画
安陽地級市は4区1市4県の行政区を管轄する。
- 北関区
- 文峰区
- 殷都区
- 竜安区
- 林州市
- 安陽県
- 滑県
- 内黄県
- 湯陰県
[編集] 友好都市
埼玉県草加市、レスブリッジ市(カナダ、アルバータ州)と姉妹都市である。
[編集] 経済
工業面では中国最大のカラーブラウン管工場があり、農業は穀物類、綿花、ピーナッツなどの生産が盛んである。
[編集] 観光、史跡等
日本人観光客が比較的多く、少林寺へも日帰り圏の距離にある。
- 殷墟博物館 殷王朝の遺跡
- 袁林 袁世凱の陵墓
- 国立安陽航空運動学校 熱気球、グライダー、スカイダイビングなどのスカイスポーツ拠点としても世界的に有名である。