富知六所淺間神社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
富知六所淺間神社 | |
---|---|
所在地 | 静岡県富士市浅間本町5-1 |
主祭神 | 大山祇命 |
社格等 | 式内社(小)・郷社・別表神社 |
創建 | 孝昭天皇2年 |
例祭 | 5月3日 |
富知六所淺間神社(ふじろくしょせんげんじんじゃ)は、静岡県富士市にある神社である。通称三日市浅間。旧社格は郷社で、現在は神社本庁の別表神社となっている。
大山祇命を祭神とし、相殿に木花開耶姫命ほか四神を祀る。通常、「浅間神社」といえば木花開耶姫命を主神とするが、当社はその父神の大山祇命を主神としている。
[編集] 歴史
孝昭天皇2年創建と伝えられる。崇神天皇により四道将軍として派遣された建沼河別命は、当社を厚く崇敬し勅幣を奉った。大同元年(806年)、五社浅間を勧請する際に、当社はそれらの首座と定められた。中世、周辺に市が立ち、「三日市浅間」と呼ばれるようになった。また、富士本宮(現 富士山本宮浅間大社)の摂社とされていた。
明治5年に郷社に列せられ、富知六所淺間神社に改称した。「富知」とつけたのは、当社が延喜式神名帳に記載される「駿河国富士郡 富知(ふち、ふぢ)神社」に比定されたためである(他に同市内の「富知(ふくち)神社」も論社となっている)。
[編集] 外部リンク
- 富知六所淺間神社(静岡県神社庁)