寝台特急殺人事件
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寝台特急(ブルートレイン)殺人事件(ぶるーとれいんさつじんじけん)は、推理作家西村京太郎が著した長編推理小説である。西村京太郎の鉄道ミステリー第一弾として知られる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ストーリー
今はやりの寝台特急の人気の秘密を探るため、週刊「エポック」記者である青木は東京駅16時45発西鹿児島行き寝台特急「はやぶさ」一号車の個室寝台7号室に乗り込んだ。途中で気になる薄茶のコートの女を見掛け興味を持ち話しかけるが、ろくに相手にされないので7号室に戻ってしまう。その後、食堂車に行き薄茶のコートの女と合席になるがすぐに席を離れてしまった、そのすぐ後高田という弁護士と合席になり食事をする。寝台に戻ろうとした所でカメラを忘れたことに気づいた青木は引き返すが、薄茶のコートを着た女を写したフィルムがカメラの中から抜き取られてしまっていた!青木は高田を言及するが、高田は否定するばかり。やむを得なく青木は寝台に戻って寝込む。 目覚めた後、青木は隣の部屋の薄茶のコートの女と高田が別の入れ代わっている事に気付き車内の異変を感じる。高田が入っていたはずの個室寝台の男性に話を聞くが、今青木の乗っている列車は東京駅18時丁度発で同じ西鹿児島行きの寝台特急「富士」だと言うのだ。青木はどう考えてもおかしいと思い車掌室の扉をノックしようとしたが、殴られてその場に昏倒する。 翌朝、多摩川に薄茶のコートの女が溺死体となって、浮かんだ…
[編集] 登場人物
[編集] 警視庁捜査一課
[編集] その他
- 青木(あおき)
- 週刊「エポック」記者。週刊「エポック」は物語の最後まで関わる事になる。
- 田久保 涼子(たくぼ りょうこ)
- 薄茶のコートの女。第一の犠牲者となった。
- 高田 悠一(たかだ ゆういち)
- 弁護士。はやぶさ車内で青木と会う。
- 武田 信太郎(たけだ しんたろう)
- 運輸大臣。数年前の現金強奪事件に利用された人物。