小久保藩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小久保藩(こくぼはん)は、上総国(現在の千葉県富津市)に存在した藩。
目次 |
[編集] 藩史
明治元年(1868年)9月、遠州相良藩から田沼意尊が1万石で移封されたことで、小久保藩が立藩した。意尊は、第10代将軍・徳川家治のもとで「老中を勤めた田沼意次の子孫である。翌年6月、版籍奉還により意尊は小久保藩知事となる。意尊は洋学を取り入れた近代的な藩校創設に尽力したが、同年12月に病死し、後を養嗣子の田沼意斉(実父は大岡忠恕)が継いだ。意斉も藩校創設に尽力している。その後、明治4年(1871年)の廃藩置県により小久保藩は廃藩となった。
[編集] 歴代藩主
[編集] 田沼(たぬま)家
1万石。譜代。
- 田沼意尊(おきたか)
- 田沼意斉(おきなり)