小林公一
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小林公一(こばやし こういち 1959年12月13日- )は宝塚歌劇団理事長、演出家、プロデューサー。阪急阪神ホールディングス取締役。大阪府池田市生まれ。宝塚音楽学校校長および阪急電鉄名誉顧問で元社長・会長の小林公平の長男。祖父は同じく元社長の小林米三、米三の父つまり公一の曾祖父は阪急東宝グループ(現・阪急阪神東宝グループ)および宝塚歌劇団の創立者である小林一三である。
[編集] 来歴・人物
子供の頃から、歌劇に親しんだまさに小林家の4代目である。
1982年に慶応義塾大学法学部卒業、阪急電鉄に入社。1989年から宝塚歌劇の制作部門に異動し、星組プロデューサーを務める。1993年に本社勤務となり、1996年に歌劇団理事に就任する。
この間にバブル経済にのって茶屋町アプローズ、ホテル阪急インターナショナル等の巨額投資を推進したが、一方で阪急本体の財務を大幅に悪化させ、宝塚ファミリーランド閉鎖等の阪急文化を崩壊させる要因を作った戦犯の一人として批判されている。
2000年に歌劇団総務部長に就任し、現場に復帰。2002年に専務理事、2004年に植田紳爾の後を受けて、理事長に就任した。プロデューサー時代にニューヨーク公演にも携わった経験から、今後はブロードウェイなど海外への進出にも意欲を見せている。