尚道子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
尚 道子(しょう みちこ、女性、1920年2月9日 - 2002年2月15日)は、東京都出身の料理研究家。NHKの長寿番組「きょうの料理」の講師を長くつとめ、経済的でおいしい家庭料理を推奨した。子供向けお弁当の定番アイテム「たこさんウィンナー」の考案者として知られる。
[編集] 家族・親族関係
父親は宮城新昌(みやぎ・しんしょう)。沖縄県国頭郡大宜味村(くにがみぐん・おおぎみそん)の出身で、日米でカキの養殖法の開発と普及に貢献し「日本の牡蛎王」の異名をとった。母親の“つる”は、大宜味尋常小学校校長で教育者だった親泊朝擢(おやどまり・ちょうたく)の娘で、琉球王国第二尚氏3代尚真王の長男(廃嫡)尚維衡(しょう・いこう、浦添王子朝満)の後裔にあたる。夫は琉球王国最後の国王尚泰(しょう・たい)の孫で、元日本住宅公団副総裁の尚明(しょう・あきら)。妹は料理評論家・記者の岸朝子。次男の尚承(しょう・つぐる)も料理家で、東京銀座で和食と沖縄料理の店ZENを営む傍ら、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」の料理指導や「きょうの料理」の講師を務めた。
[編集] 著作
- 『やりくり家庭料理』(NHKきょうの料理)、日本放送出版協会、1976。