岡山県道・広島県道9号芳井油木線
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岡山県道・広島県道9号芳井油木線(おかやまけんどう・ひろしまけんどう9ごうよしいゆきせん)は井原市芳井町吉井と広島県神石郡神石高原町油木を結ぶ主要地方道である。また、笠岡-東城-出雲を結ぶ歴史的街道の旧東城往来(雲州街道)にほぼ並行する路線である。
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[編集] 沿革
- 1964年12月28日 建設省(当時)告示第3,620号により認定される。
- 前身は広島県道205号仙養油木線の全線と広島県道・岡山県道坂瀬川芳井線及び岡山県道・広島県道前原谷芳井線の各一部。
- 1965年3月31日 岡山県告示第251号及び広島県告示第259号により認定される。
- 1972年頃岡山・広島両県での県道番号改正により岡山県道・広島県道9号芳井油木線に改称される。
- 2004年10月1日 高梁市と川上郡の全3町、上房郡有漢町が対等合併して改めて高梁市が設置されたことに伴い、高梁市域を本路線が通過することになる。
- 2004年11月5日 神石郡の全町村が対等合併して神石郡神石高原町が成立したことに伴い、終点の地名表記が変更される(神石郡油木町油木→神石郡神石高原町油木)。
- 2005年3月1日 小田郡美星町と後月郡芳井町が井原市に編入されたことに伴い、起点の地名表記が変更される(後月郡芳井町大字吉井→井原市芳井町吉井)。
[編集] 通過市町村
- 岡山県
- 広島県
[編集] 地理
[編集] 沿線の主要施設
- 井原市役所芳井支所
[編集] 沿線の自然景観
[編集] 沿線の名所・旧跡・観光地
- 芳井天神峡
- 蛇の穴
[編集] 接続道路
- 岡山県
- 国道313号(井原市芳井町吉井・芳井支所前交差点〔起点〕)
- 広島県道・岡山県道104号坂瀬川芳井線(井原市芳井町川相)
- 岡山県道294号下鴫川上線(井原市芳井町下鴫)
- 岡山県道77号美星高山市線(高梁市川上町高山市)
- 広島県
- 広島県道・岡山県道105号前原谷仙養線(神石郡神石高原町花済)
- 広島県道411号木割谷小吹線(神石郡神石高原町近田)
- 岡山県道・広島県道106号布賀油木線(神石郡神石高原町上豊松)
- 岡山県道・広島県道106号布賀油木線(神石郡神石高原町上豊松)
- 国道182号(国道314号重用、神石郡神石高原町油木〔終点〕)
[編集] 重用区間
- 広島県
- 岡山県道・広島県道106号布賀油木線(神石郡神石高原町上豊松)
[編集] 並行する旧街道
- 東城往来(雲州街道)
[編集] 備考
- 全般的に広狭混在の道であるが、特に広島県側は未改良箇所が長く、案内も整備されていないところが多いため走りにくい。
- 福山市明神町2丁目・明神町交差点(起点)~庄原市東城町川西・友末交差点間で国道182号と重用している国道314号の起点を福山市から笠岡市に変更し、本路線と岡山県道34号笠岡井原線を国道に昇格させることを望む声が沿線住民から出ており、岡山県HPの「マルチメディア目安箱」にもそのような内容の投書が寄せられているが、未だに実現に至っていない。
- 本路線と並行する旧東城往来の井原市内には、明治~昭和初期に設置されたと思われる道標や道しるべが所々に残っており、これには「懸道井原油木線」「懸道佐原油木線」などと刻まれている。