川口清史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
川口 清史(かわぐち きよふみ、1945年8月31日 - )は、日本の経済学者(経済学博士・京都大学)。学校法人立命館総長。立命館大学学長。政策科学研究科長。国際公共経済学会理事。専門分野は経済・社会システム、政策、経済事情及び政策学。中国長春生まれ。
京都大学大学院経済学研究科博士課程修了後、立命館大学に着任。同大学産業社会学部、政策科学部教授を経て現職。
1994年の政策科学部開設には事務局長として設置委員会から参加。教学部門以外でも、広報室長など学校法人立命館の要職を歴任した。
2007年1月1日、学校法人立命館の総長、立命館大学の学長に就任した[1]。
しかしながら、総長選出のプロセスについては、学園の民主的運営の観点から多くの問題点があったとされている。
問題点の概要を簡便に記すと以下の通りである。
- 候補者推薦に関する理事長権限の増加(理事長は本来、経営の長である。総長とは独立した存在でなければならない)。
- 2006年10月15日に開かれた総長選考委員会において、不信任の無効票が25票(全96票中)も投じられた。
現在、民主的であるとされてきた総長選出プロセスが理事長専横が目立つものに改変されたとして学内外から賛否両論の声があがっている。
目次 |
[編集] 主な著作
[編集] 単著
[編集] 共著
- (宮本憲一)岩波ブックレット『アスベスト問題 - 何が問われ、どう解決するのか』(2006年、岩波書店)
- (毛利敬典)『進化する共同購入―コミュニケーション、商品・品揃え、ビジネスモデル』(2005年、コープ出版)
- (田尾雅夫)『よくわかるNPO・ボランティア』(2004年、ミネルヴァ書房)
- (大沢真理)『市民がつくるくらしのセーフティネット―信頼と安心のコミュニティをめざして』(2004年、日本評論社)
- (村山皓司)『政策科学の基礎とアプローチ』(2004年、ミネルヴァ書房)
- (富沢賢治)『福祉社会と非営利・協同セクター ヨーロッパの挑戦と日本の課題』(1999年、日本経済評論社)
- (角瀬保雄)『非営利・協同組織の経営』(1999年、ミネルヴァ書房)
- (ジョン・アール)『イタリア協同組合物語』(1992年、リベルタ出版)
[編集] 外部リンク
[編集] 脚注
- ^ 次期 立命館総長に川口清史教授を選出 学校法人立命館 2006年10月16日
カテゴリ: 日本の経済学者 | 1945年生 | 人物関連のスタブ項目