平岡宏一
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平岡 宏一(ひらおか こういち 1961年 - )は、大阪府出身の教育者、チベット密教研究者。
清風学園専務理事、清風高等学校・中学校の副校長で、平岡英信の長男。文殊師利大乗仏教会理事。大阪商業大学講師。清風高校普通科、早稲田大学第一文学部卒業。インドのギュメ密教学問寺に留学して、リンポチェに師事する。高野山大学大学院博士課程(密教学専攻)単位取得後退学。
チベット密教に関する著書、論文、寄稿多数。また、チベット語の語学力は、チベット僧の講演において通訳を担当したほどである(真言宗泉湧寺派大本山 浄土寺HPを参照)。
平岡英信の著書「人を『育てる』ということ」によると、基本的には学園の経営は宏一に任されているがそれでも校長である英信の発言権は大きいようだ(琉球新報ニュースHPを参照)。
清風学園で毎朝行われる朝礼には理事長が欠席の場合の代理として訓話を行う。また日頃より、「悪いことをしたときはすぐに誠意を持って謝るべきだ」などの持論を展開する。
しかし、履修漏れ問題が発覚した際に学校側は一貫して大阪府に責任転嫁し、謝らなかった現状があったため、それ以降その持論には全く説得力が無いこともまた事実である。その上、英信の持論と正反対の事をいっていることがあるらしい。
幼い頃より努力の人と言われ、かつて細々と語られた早稲田合格までのいきさつは現在ネット社会によって一気に在校生に知られた。実際あれだけの努力で早稲田に合格した人はいないとまで言われるほどの努力家である。在校生が平岡宏一を尊敬のまなざしで見る理由もここにある。
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[編集] 著書
- 「ゲルク派版 チベット死者の書」(学習研究社)
- チベット語の翻訳及び解説。
- 1994年に出版後、2001年に学研M文庫から文庫版になって再版。
- 「シリーズ密教第2巻チベット密教 第4章幻身」(春秋社)
- 「チベット密教の本」(学研Books Esoterika Series)
- 平岡 宏一ほか、立川武蔵、井村宏次、石濱裕美子、不二龍彦らによる共著。
[編集] 論文
- 「定寂身についてのプトンツォンカパの見解」(1994年3月31日)
- 「幻身についてのプトン・ツォンカパの見解(1) 鏡の映像の譬えをめぐって」(1994年12月20日)
- 「幻身についてのプトン・ツォンカパの見解(2) ツォンカパ自身による浄・不浄の幻身の定義について」(1995年12月20日)
- 「ツォンカパの定義した浄・不浄の幻身について」(1996年1月20日)
- 「幻身」(1999年8月1日)
- 「チベットにおける秘密集会第四灌頂の意味について」(2001年3月20日)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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