張俊雄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
張俊雄(Chang Chun-hsiung、1938年3月23日-)は、台湾の政治家。財団法人海峡交流基金会理事長、元行政院長。
目次 |
[編集] プロフィール
[編集] 政界進出まで
張俊雄は1938年に嘉義市に生まれた。嘉義高級中学を卒業後、台湾大学法学部に入学。台湾大学在学中に国際法の教授である彭明敏の影響を受けた。台湾大学を卒業した1960年に司法試験に合格し弁護士となり、その後高雄市に事務所を構えた。 1979年に発生した美麗島事件で高俊明の弁護を担当したことを契機に政界へと足を踏み入れることとなった。
[編集] 政歴
- 1983-2000年,2005年~ 立法委員
- 1994年 高雄市長選挙に立候補、国民党候補の吳敦義に敗れる
- 2000年 総統府秘書長
- 2000年 行政院副院長
- 2000-2002年 行政院長
- 2005年~ 財団法人海峡交流基金会理事長
[編集] 行政院長時代
2000年、「核四問題」で陳水扁総統と対立した唐飛が行政院長を辞任し、副院長の張俊雄が民進党籍で初の行政院長に就任。原発建設の是非を巡り、建設中止を公表したことから立法院の強烈な反発を招き、行政院長在任中は民進党と野党の対立が激しかった。このため多くの政策の実施がスムーズにいかなくなり、2001年12月の立法委員選挙の後、行政院長を辞任した。
|
|