従軍記者
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従軍記者(じゅうぐんきしゃ 英名:War correspondent)は、戦争中に軍隊と行動を共にする記者のこと。軍隊と行動を共にすることで、その戦争に関するより詳しい記事やリポートをすることができる一方、その従軍している軍隊寄りの記事になる傾向があるのが難点である。また、軍隊と行動をともにしているため、命の危険が高く、戦闘に巻き込まれて命を落とすこともある。
[編集] 歴史
従軍記者自体の歴史は古く、記録上は紀元前の戦争において既にいたとされている。従軍記者が注目されるようになってきたのは、ジャーナリズムや報道といったものが社会において重要な地位を占めてきた近年の話であり、特に第二次世界大戦では多くの従軍記者が戦場の様子を克明にレポートした。また、ベトナム戦争においては、多くの報道機関特派員がベトナムで活動し、そのレポートや映像が反戦運動に大きな影響を与えた。
[編集] 代表的な従軍記者
- ウォルター・クロンカイト・・第二次世界大戦で主としてヨーロッパ戦線において従軍記者として活動した。
- エドワード・R・マロー・・第二次世界大戦でヨーロッパ戦線で従軍記者として活動し、特にバトル・オブ・ブリテンにおけるラジオレポートは高い評価を受けている。
[編集] 日本人従軍記者
日本の報道機関は、戦後の戦争・軍隊アレルギーなどによって長らく従軍記者を出してこなかったが、先のイラク戦争において日本テレビが今泉浩美らの取材チームを従軍記者として派遣。アメリカ陸軍第3歩兵師団に従軍し、36日間にわたって様々な現地レポートを行った。
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