御上神社
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御上神社 | |
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御上神社本殿 |
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所在地 | 滋賀県野洲市三上838 |
位置 | 北緯35度03分00秒 東経136度01分38.5秒 |
主祭神 | 天之御影命 |
社格等 | 式内社(名神大)・官幣中社・別表神社 |
本殿の様式 | 入母屋造 |
例祭 | 5月14日 |
主な神事 | 秋季古例祭(ずいき祭。10月14日) |
御上神社(みかみじんじゃ)は、滋賀県野洲市にある神社である。「近江富士」の別名のある三上山の西麓に鎮座する。式内社(名神大社)で、旧社格は官幣中社。
[編集] 祭神
天之御影命(あめのみかげのみこと)を祭神とする。天之御影命は天津彦根命の子である。鍛冶の神である天目一箇神と同一神とされ、日本第二の忌火の神とされる。
[編集] 歴史
孝霊天皇の時代、天之御影命が三上山の山頂に降臨し、それを御上祝が三上山を神体(神奈備)として祀ったのに始まると伝える。御上祝は、野洲郡一帯を治めていた安国造の一族であり、当社の祭祀は安国造が執り行っていた。養老2年(718年)、遥拝所のあった三上山麓の現在地に社殿が造営された。延喜式神名帳では名神大社に列している。
[編集] 社殿
本殿は入母屋造で、神社と寺院の様式を混合させたような形になっている。拝殿も入母屋造であり、かつての本殿を移築・改造したものと伝えられている。