微視的
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微視的(びしてき、Microscopic):微視的という用語は広く一般的に使われるようになっている。
[編集] 自然科学における微視的・巨視的
ここでは自然科学的な立場での微視的立場について考える。
微視的な立場(ミクロ的な立場、単にミクロとも言う)は、サイズ的には、プランク定数hを目安として、これが顕に出てくるような事象は微視的であると考えて良い。つまり、研究対象としての物質(或いは物体)全体を扱う上で、その構成要素である原子、分子、或いは素粒子の立場(レベル)で解析を行う視点を微視的と言う。
これと対比される視点が、巨視的(Macroscopic)であり、通常微視的な立場での観測対象である構成要素の総体的な平均(量)を扱う。巨視的な立場(マクロな立場、単にマクロとも言う)では観測される量は通常連続量(或いは連続に変化する量、例:エネルギーや質量)である。一方、微視的な立場では、観測される量は普通離散的となる(例:原子内の電子のエネルギー準位)。
微視的な立場での学問分野は、統計力学や量子力学であり、一方、巨視的な立場での学問分野は、古典力学、電磁気学、熱力学などである。」
[編集] より一般的な微視的、巨視的
[編集] 関連項目
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