忍者くん魔城の冒険
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忍者くん魔城の冒険は、UPLが1984年に製作したアーケードゲーム。「魔城の冒険」という呼称はつけず「忍者くん」と呼ぶのが通例。 赤い頭巾をかぶった1.5頭身の忍者「忍者くん」が、幾段にもなる足場を上下に行き来し、縦に4画面スクロールするステージを駆け巡り、敵を倒していくステージクリア型のアクションゲームで、各ステージにいる8人の敵キャラクターを倒すことでステージクリアーとなる。武器は手裏剣のみとシンプルだが、上から敵を踏みつけたり、ジャンプで体当たりることで気絶させたり敵の飛び道具を手裏剣で相殺したり出来る。ステージは岩山と城があり、3面ごとにキャラが入れ替わり3面以降には次のグループからザコとして登場するキャラクターが1体だけ一番上に登場(事実上の中ボス的扱い)する。ただし全ての敵がザコとして出た後はステージ上の敵が1匹ずつ違ったり、残り1匹になるとBGMが変わりその敵が分裂したりする。
ファミコン版はジャレコより発売され、独自の続編である「忍者じゃじゃ丸くん」としてシリーズ化された。
[編集] 続編
- 単純ながら奥の深いゲームシステムが好評を博し、1987年には続編である「忍者くん阿修羅ノ章」が製作された。「阿修羅ノ章」では「魔城の冒険」で2方向レバーだった移動方向が8方向に変更になったほか、三角飛びやアイテムによるパワーアップなど、アクションの幅が格段に広がっている。しかし、変更にともなう難易度の上昇は敷居の高さにもつながり、熱狂的なファンを生むと同時に初心者離れをも誘発する結果となった。こちらのファミコン版はジャレコではなく、UPLより発売されている。
- 戦国忍者くん
- 1991年にUPLから発売されたゲームボーイ用アクションRPGである。画面構成はゼルダの伝説などに似た見下ろし型になっている。ゲームとしてはまったく別物になってしまったがタイトルロゴなどから忍者くんの続編としてリリースされた事が伺える。UPL唯一のゲームボーイ用ソフト。
[編集] 関連項目
- 1985年にジャレコから忍者くんの弟「じゃじゃ丸くん」を主人公とする任天堂ファミリーコンピュータ用アクションゲームが発売された。操作性やルールなど多くの要素が類似しているが忍者くんの正式な続編ではないとされる。スピンオフ作品のひとつ。
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