恵果
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恵果(えか、けいか、746年-805年)は、中国唐代の密教僧でわが国の空海の師。俗姓は馬氏。長安の東にある昭応の出身。
出家した後、不空に師事して金剛頂系の密教を、また善無畏の弟子玄超から大日系と蘇悉地系の密教を学んだ。金剛頂経・大日経の両系統の密教を統合した第一人者で、両部曼荼羅の中国的に改変も行った。長安青龍寺に住して東アジアの様々な地域から集まった弟子たちに法を授け、一方では代宗・徳宗・順宗と3代にわたり皇帝に師と仰がれた。空海のほか、弟子には義操・弁弘などがいる。
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