憑依
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憑依(ひょうい)とは、シャーマニズムでヒトの肉体に自分以外の意識が入り込み、肉体を支配されるとされる現象のこと。
憑依するものは霊や悪魔、鬼、あるいはキツネやネコなどの動物霊から、稲荷や狸、蛇などの自然霊まで多岐にわたるが、たいていの場合普段の性格とは異なる言動を取り、当人はその間の記憶が無くなるか、著しく曖昧になることも多い。
医学においては森田正馬(森田療法で有名)が命名研究した祈祷性精神病や、複数人に同様症状がおきる感応精神病(フォリアドゥ フランス語 folie a deux)など精神疾患の一種の場合もある。
また、一部の小説・アニメなどでは主人公(概ね男性)が霊、あるいは超能力が使える状態となり、別の人(概ね女性) に憑依し、好き勝手なことをするというものもある。