戸田漕艇場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
戸田漕艇場(とだそうていじょう)は、埼玉県戸田市の戸田公園内にあるボートコースである。別名、戸田ボートコース。
目次 |
[編集] 概要
ボートコースは戦前に幻の東京オリンピックのために作成された。戦後に東京オリンピックの会場として利用されており、隣接する道路にはオリンピック通りという名前がつけられている。水は隣接する荒川から引いたものである。水面の長さは、東のほうは新幹線や埼京線の高架の近くから、2.5kmに及ぶ長大なものである。西側に戸田公園大橋という歩行者用のつり橋がかかっており、その橋から西側については、競艇場としても利用されている。水面の東端には国立スポーツ科学センター戸田艇庫があり、東京大学、筑波大学等の大学の艇庫や、三菱艇庫などの実業団チームの艇庫が並んでいる。毎年、全日本選手権や学生選手権をはじめ、市民大会や大学内での大会 (学内レガッタ)、オール三菱レガッタ等が行われている。テレビ朝日系列で放送していたドラマ「レガッタ」の舞台はここ戸田漕艇場であり、連日撮影に来ていた。
[編集] 所在地
埼玉県戸田市戸田公園5-27
[編集] アクセス
[編集] コース
戸田漕艇場は1~6、回漕レーンからなる。通常は1~3レーンが往路、4~6,回漕レーンが復路となり、内側のレーンを速い艇が、外側のレーンを遅い艇が進むことになっている。コース内でレースが行われている場合は回漕レーンが往路となり、1~6レーンが復路(レースコース)となる。
- 0m地点~500m地点
最も西側に位置する。2000mレースが行われる場合、ここがスタートする所となる。この区域は戸田競艇場にもなるので、競艇開催時には閉鎖となる。500m地点には戸田公園大橋がかけられている。
- 500m地点~1000m地点
戸田公園大橋の東側に位置する。ここから競艇場の施設がなくなるので、伴走が可能となる。
- 1000m地点~1500m地点
1000mレースのスタート地点の1000m地点がある。尚、500m地点~1500m地点の南側の岸は上段、下段の2層構造になっている。伴走者は普段は下段を走ることが多いが、レース時は主に大会スタッフが下段を使用する事が多いので、上段を走る事になる。
- 1500m地点~2000m地点
この区域の南側の岸は土手となっており、500~1500地点に比べると開放的である。またこの区域の南側には中央大学や埼玉県の艇庫や、観客席、管理棟が並んでいる。
- 2000m地点以東
レースが終わった艇は、しばらくの間ここに浮く事になる。この区域は多くの大学・実業団の艇庫が立ち並んでいるので、多くのチームが練習を開始・終了する場所となる。
[編集] 歴史
- 1937年 起工
- 1940年 完成
- 1988年 戸田公園大橋完成
- 2003年 管理棟改築工事
[編集] 主な大会
- 1949年 東京国体(第4回大会)
- 1959年 東京国体(第14回大会)
- 1964年 東京オリンピック
- 1967年 埼玉国体(第22回大会)
- 1991年 第4回アジア漕艇選手権
- 2004年 埼玉国体(第59回大会)
[編集] 外部リンク
カテゴリ: スポーツ関連のスタブ項目 | 埼玉県のスポーツ施設 | ボート | 戸田市