新町 (青森市)
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新町(しんまち)は青森県青森市の地区名。新町一丁目と新町二丁目がある。商店が立ち並ぶ青森市の中心市街地である。
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[編集] 概要
青森県道16号青森停車場線を中心にした非常に狭い範囲の地区名であるが、青森駅の正面道路であるためその小ささにもかかわらず著名度はトップクラスの地区である。冬には海水利用の融雪パイプで雪を溶かしている。
新町通りではアウガ前を除き、歩道に高いアーケードを設けている。アーケードが初めて設けられたのは1959年頃と言われているが、その後工事を行っている。現在は自転車と歩行者をなるべく分けるようにしているが、歩行者が多くない限りは多くの自転車利用者は歩行者用の通路も用いている。
路上駐輪も多く、一部規制も行っている。路上駐輪が多すぎるため自転車用の道がふさがってしまうためやむをえず歩くという人もかなりいる。青森駅の脇に駐輪場を設けてはいるのだが、利用率はそれほどではない。
この付近は青森市では唯一の歩車分離式の交差点がある場所で、しかも複数ある事で知られる。
現在の道路は平成に入り歩行者をより重視し歩道が広くなるように改良されたものである。その際に、新町通りの看板もアーケードに付けられ、また多くの歩行者・自転車用信号機を当時としては最新のものに変え、信号機の横に待ち時間を示すものが付けられた。当初は青信号・赤信号の両方の待ち時間を示していたが、現在は赤信号のみの待ち時間表示となっている。
[編集] 再開発
近年空き店舗が出て問題化しており、振興策としてパサージュ広場やアウガ、ミッドライフタワーを作るなどしているが、松木屋の閉店など、商店街の見通しは必ずしも良くない。ただ、全国的に中心市街地の空洞化が目立つ中では比較的ましな方であると言われる。
また、現在市街地の郊外化が進むのを防ぎ、中心市街地の発展を進めるため、「青森市中心市街地活性化基本計画」が出され、新町地区の再開発が進められている。
新町通りにはたくさんのマンションが立ち並ぶようになり、コンパクトシティ構想に基づく街づくりが行われている。