映画の日
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映画の日(えいがのひ)は、1896年に神戸市において日本で初めて映画が一般公開されたのを記念して、1956年に制定された記念日。
初上映は11月25日から12月1日までであったが、キリがいいという理由で、12月1日とされた。多年にわたり日本映画に貢献してきた人々への記念式典の日。なお、この時上映されたのは、1人ずつのぞき込んで見るタイプの「キネトスコープ」と呼ばれるもので、発明はエジソンによる。
その後、宮城県環境衛生同業組合において映画の日に半額サービスを行っていたが、これが全国に広まり、1980年代には1月1日と3,6,9月の第1水曜日を「映画ファン感謝デー」とし、これに映画の日を加えた年5回で入場料金を700円(のちに1000円)とするなど映画をもっと見てもらおうとしている。1990年代以降は、ほとんどの地域において毎月1日を「映画サービスデー」として入場料金の割引サービスが行われている。
東京都では、2003年3月までは、12月1日と12月以外の第1水曜日だったが、2003年4月以降は、毎月1日となった。
元々は、リュミエール兄弟がシネマトグラフによる有料上映を行った1895年12月28日にちなんで設置されていた。この12月28日は、現在「シネマトグラフの日」とされている。