李継岌
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李 継岌（り けいきゅう 生年不詳 - 926年）は、中国五代十国時代の後唐の初代皇帝の荘宗の長男。生母は劉氏。
[編集] 生涯
彼は祖父の李克用に可愛がられたという。924年、北都留守に任じられ、六軍諸衛事を統括した。後に検校大尉に転じた。925年、魏王・西南行営都統を封じられ、兼任した。やがて父の命で蜀に遠征した。だが、成都に入城した時に李嗣源の謀反の報を聞き、また父が禁軍に惨殺された速報も届いた。それを聞いた李継岌は直ちに鳳翔に赴いて、李嗣源を迎え撃つべく引き揚げた。だが、宦官の李従襲は「今すぐに都に引き返して李嗣源を滅ぼすべきです」と進言したために、李継岌は軍勢を率いて渭水に辿り着いた。だが橋は李嗣源軍によって破壊され渡河できない。こうしているうちに李嗣源の別働隊が反対方面から襲撃したために、李継岌は防戦するも、大敗し山奥に逃亡した。そこで例の李従襲は「殿下…最早これまででございまする」と洩らした。李継岌は「そうか…わしの天命もこれまでだな」と涙を流しながら述べて、司馬の李環に命じて、自分を縊め殺すように命じた。すると李環は「殿下…御顔に布をお被りくだされ。そのまま殿下が縊殺されるのを拝見するのはお忍びありませぬ…」と述べたために、李継岌はその通りに顔を布で覆って、命を受けた李環によって縊殺されたという。
[編集] 兄弟
- 李継潼
- 李継嵩
- 李継蟾
- 李継嶢
