村本みのる
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村本みのる(むらもと みのる、1941年- )は、日本の市民マラソンランナー。福岡県出身で、現在は大阪府守口市在住。
36歳で走り始め、第1回東京国際女子マラソン(1979年)に出場、日本人選手でトップの7位に入り、唯一のベスト10入りを果たす。当時、日本陸連は女子のマラソン記録を公認していなかったが、このときの記録・2時間48分52秒は、同年2月の別府大分毎日マラソンに出場した小幡キヨ子と並び、事実上の日本最高記録であった。その後も東京、大阪国際女子マラソンに出場し女性市民ランナーの先駆け的な存在となる。
東京国際女子マラソンでは第1回から第3回まで3大会連続ベスト10位入りを果たす。その後は専門ランナーの進出で日本人トップとなることからは遠ざかっていたが、1983年の大阪国際女子マラソンでは、期待を集めていた増田明美が体調不良から昏倒して途中棄権したため、久しぶりに日本人トップとなっている。ベスト記録は2時間45分50秒(1988年、大阪国際女子マラソン)。
1985年、夫が重い病に倒れ、その看病とリハビリに努めながら走り続けた。その模様は地元テレビ局のドキュメンタリー番組でも取り上げられた。
市民ランニングの普及・発展に貢献したとして、1989年にランナーズ社の第2回ランナーズ賞を受賞している。
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