東京警察病院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東京警察病院(とうきょうけいさつびょういん)は東京都千代田区にある民間病院である。
1929年3月18日に財団法人自警会(警視庁職員で構成)会員の拠出金により開設され、当初は、警視庁職員及びその家族の診療を行う職域病院として発足した。戦後1945年には一般にも門戸を開放し、地域の基幹病院として救急を始め幅広い医療ニーズに対応している。臨床研修指定病院。
現在の標榜科は下記の21診療科。
内科、神経料、消化器科、精神科、循環器科、小児科、外科、整形外科、脳神経外料、皮膚科、泌尿器科、性病科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、気管食道科、放射線科、歯科、麻酔科、形成外科、リハビリテーション科
他機関に無い特異な病院事業活動の一例としては、日本政府や警視庁本部の特命に基づく、ペルー日本大使館占拠事件(1996年12月)への特別医療チームを緊急派遣や、地下鉄サリン事件発生後の山梨県上九一色村強制捜査(1995年3月)の援護活動などがあげられる。
2008年4月には東京都中野区の警視庁警察学校跡地に移転する予定であり、現在、地上9階、地下2階の新病院を建設中である。付帯設備として屋上ヘリポートなどを有し、2005年には、有事の際のヘリコプター進入経路等を含め新病院に関わる事項について周辺住民を対象に説明会を実施した。
新病院は、JR中央線中野駅から徒歩7分の距離。東京都中野区中野四丁目2番144に建設される予定。
現在、新病院で主力となる看護師等の新入職員(新卒、中途)を募集している。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 警察 | 日本の医療機関 (公益法人) | 東京都の医療機関 | 千代田区 | 医学関連のスタブ項目