東京都交通局2000形電車
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東京都交通局2000形電車(とうきょうとこうつうきょく2000がたでんしゃ)は、1951年(昭和26年)に登場した東京都交通局の路面電車。
なお、1943年(昭和18年)に登場した木造の旧2000形についても記述する。
[編集] 2000形
1951年に200形、3000形、及び4000形を種車として、翌1952年に木造の旧2000形を種車にして改造・更新された車輌。車体は新造で、1953年と1955年に6輌が新造され、全部で24輌製造された。軌間が狭い杉並線専用の車輌だったが、1963年に杉並線が廃止された後は改軌が施され、主に都心の路線で運用されたが、路線縮小に伴い廃車された。後、最も新しかった2018・2019・2020・2021・2022・2024の6輌が長崎電気軌道に譲渡され700形となった。
[編集] 旧2000形
1943年に火災によって焼失した木造の旧3000形の一部を復旧改造した車輌。全部で14輌が製造された。改造に際し、台枠の延長・乗降口の拡張・丸屋根化などの改修が行われた。当初は3000形として運用されたが、後に2000形に改番された。1950年からは杉並線で運用されたが、新2000形が登場すると更に改番が行われ、最終的には2輌が新2000形の種車にされ、残りは2500形の種車にされるか廃車になった。