東成田駅
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東成田駅(ひがしなりたえき)は、千葉県成田市にある、京成東成田線と芝山鉄道線の駅。
この駅は成田国際空港の構内にあるが、かつては成田空港駅と呼ばれたため、その頃の名残が各所に見られる。
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[編集] 利用可能路線
両線は相互直通運転を行っている。
[編集] 駅構造
島式ホーム2面4線を有する地下駅であるが、現在は1面2線しか使われていない。成田空港駅時代は1・2番線が特急ホーム、3・4番線が普通ホームであったが、同駅が東成田駅に改称して以降、特急ホームは閉鎖され立ち入ることはできず、ホームの床タイルも全て剥がされている。旧特急ホームにはエスカレーターも設置されているが稼動していない。取り囲む2線は留置線として使用されている。なお、旧特急ホームの駅名板は「成田空港」のままである。
また、JR東日本・京成電鉄の空港第2ビル駅へ抜ける通路もある(全長500m)。
[編集] のりば
- ■■東成田線 成田・佐倉・津田沼・船橋・高砂・青砥・日暮里・上野・押上・都営浅草線日本橋・泉岳寺・西馬込・京急線品川・京急蒲田・羽田空港方面
- ■■芝山鉄道線 芝山千代田行
[編集] 駅周辺
- 成田国際空港警察署
- 成田国際空港株式会社
- 成田空港事務所
[編集] 利用状況
2005年度の1日平均乗降人員は2,612人である。
[編集] 歴史
- 1978年5月21日 京成本線の終点の成田空港駅として開業した。当時は成田新幹線計画があり、空港直結ではなかったため、成田空港(当時は第一ターミナルのみ)まで有料の連絡バスが出ていたが、徒歩での移動も可能だった。
- 1991年3月19日 成田空港に直接乗り入れる新線(成田空港高速鉄道(JR東日本成田線・京成本線))の開業により、新線の方が本線となり、それまでの本線の京成成田駅以遠は東成田線として分離、成田空港駅は東成田駅に改称した。
- 2002年10月27日 芝山鉄道線開業。京成東成田線と芝山鉄道線の相互直通運転が開始され、東成田駅は両社の共同使用駅となる。
[編集] その他
- かつては京成成田駅・成田空港・多古方面への路線バスの乗り場があったが、2002年10月27日の芝山鉄道線芝山千代田駅開業により、乗り場が同駅へ移転した。
- 徒歩で成田国際空港ターミナルへ向かう時は、この駅を経由してセキュリティーチェックを受ける必要がある。
- 空港ターミナルへは徒歩のほか無料のターミナル連絡バスが当駅を経由しており、第1・第2両ターミナルと結ばれている。バス乗り場は当駅改札外にてセキュリティーチェックを受けた先で、若干の距離がある。
[編集] 隣の駅
- ■■京成電鉄・■■芝山鉄道
- 東成田線・芝山鉄道線