京成本線
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本線(ほんせん)は、東京都台東区の京成上野駅と千葉県成田市の成田空港駅を結ぶ、京成電鉄の鉄道路線。
駒井野信号場~成田空港駅間(2.1km)は成田空港高速鉄道が第三種鉄道事業者で、京成電鉄は第二種鉄道事業者である。また、(JR成田駅~)空港第2ビル駅~成田空港駅間で東日本旅客鉄道(JR東日本)が第二種鉄道事業者となっている成田線支線と並走する。
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[編集] 路線データ
- 管轄・路線距離(営業キロ):全長69.3km
- 京成電鉄(第一種鉄道事業者):
- 京成上野~駒井野信号場間 67.2km
- 京成電鉄(第二種鉄道事業者)・成田空港高速鉄道(第三種鉄道事業者):
- 駒井野信号場~成田空港間 2.1km
- 京成電鉄(第一種鉄道事業者):
- 軌間:1435mm
- 駅数:42駅(起終点駅含む)
- 複線区間:京成上野駅~青砥駅、京成高砂駅~駒井野信号場(66.0km)
- 複々線区間:青砥駅~京成高砂駅(1.2km)
- 電化区間:全線電化(直流1500V)
- 閉塞方式:自動閉塞式
- 車両基地所在駅:京成高砂駅、宗吾参道駅
- 保安装置:京成電鉄・新京成電鉄・北総鉄道・京浜急行電鉄・芝山鉄道・都営地下鉄浅草線で使用されている1号型ATS。C-ATSに更新予定。
- 最高速度:110km/h
[編集] 運行概況
- 成田空港~都心方面においてJRと競合している。
- 全線、特に京成津田沼駅以西において直線区間が短く急曲線が多いなど線形が悪く、ダイヤの上でネックである。
- 上記に述べたように京成本線は総武緩行・快速線との間で激しい競争を強いられており、総武線の方が線形・所要時間・行先など優れている面が多く、成田方面からの利用者は京成船橋駅で下車しJR線に乗り換える乗客が多い(成田方面からすべてJRを使うルートもあるが、こちらでは遠回りとなってしまう)。そのため、京成本線の最混雑区間は大神宮下駅~京成船橋駅間の157%である(2004年度)。
- 都営浅草線直通は近年では1998年に京急空港線羽田空港駅開業以降、羽田空港発着の列車が主流になっていて、一方西馬込発着の列車はラッシュ時以外は大幅に減少している。
- 京成上野駅は通勤時のターミナルとしてはやや難があるため、通勤時間帯は都営浅草線を介しての都心へのアクセスが良好な京成押上線が優先されるダイヤが組まれ、青砥~京成上野間の本線はやや支線的な扱いをされている。
[編集] 運転形態
[編集] スカイライナー
京成上野~成田空港間を結ぶ、成田国際空港連絡用の京成電鉄を代表する有料特急である。
京成上野~成田空港間を約1時間で結び、日暮里駅~成田空港・空港第2ビル駅間の最速所要時間は51分。日中は約40分間隔で運転される。なお、スカイライナー用の車両を使用して、ラッシュ時に運転される通勤ライナーとしてモーニングライナー・イブニングライナーが運行されている。
なお、2006年12月10日のダイヤ改正から停車駅に京成船橋が追加された。但し、早朝運行のスカイライナー1・3号とモーニングライナー・イブニングライナーは停車しない。京成船橋に停車するようになったものの、特急との運転順番見直し(以前は特急→スカイライナーだったが、スカイライナー→特急と発車順が変わった)により、特急退避がなくなったため、京成上野~成田空港の所要時間の延びは1分に抑えられている。
[編集] 快特
特急料金不要の一般車両による最上位速達列車。2006年12月10日のダイヤ改正から運行。停車駅は同日の改正前の特急に同じ。朝夕の特急の運転形態を引き継いでいて、朝は上り方面、夕方は下り方面へ運行される。京成上野発着は朝ラッシュピーク後(京成上野着)、夕ラッシュピーク前(京成上野発)に各4本のみで残りは押上線経由西馬込・羽田空港発着である。
京浜急行電鉄にあわせて種別を「快特」と定めたが、読みが「かいとく」で、しかもこれが正式呼称であるため「快速(かいそく)」と区別がつかない、と批判がある。
また、英語表記でも "Limited Express"で、「特急 (Limited Express)」と色による区別のみで紛らわしいという問題がある。
[編集] 特急
特急料金不要の一般車両による速達列車。スカイライナーとの区別のため、一部構内放送や車内放送では「普通特急」と呼ばれる場合がある。朝夕ラッシュ時は京成高砂駅・京成津田沼駅・八千代台駅・京成佐倉駅・宗吾参道駅・京成成田駅のいずれかの駅でスカイライナーの通過待ちをする。2006年12月9日までは日中時間帯に半数近くが京成高砂でスカイライナーの通過待ちがあったが、12月10日より、日中の通過待ちがなくなった。
都営地下鉄1号線を介して京浜急行線に乗り入れを開始する1968年より従前の急行を格上げする形で運行を開始した。なお、これ以前は座席指定制の「開運」号が唯一の特急列車であった。
日中は主に京成上野~成田空港間を運行。
2006年12月10日前までは朝と夕方から夜に掛けてのラッシュ時は押上線・都営浅草線方面に直通していたが、朝夕の列車は大半が快特に置き換えられたため、京成本線から押上線経由で都営浅草線に乗り入れる特急は成田空港駅を平日18時55分に発車する西馬込行きのみとなった。
京成上野~成田空港間最速71分(1時間11分)。日中は約20分間隔で運転。
2006年12月10日のダイヤ改正に伴い佐倉以遠が各駅停車化された。
- 停車駅の変遷(京成上野~京成成田間のみ掲載)
-
- 京成上野駅 - 日暮里駅 - 青砥駅 - 京成高砂駅 - 京成八幡駅 - 東中山駅 - 京成船橋駅 - 谷津遊園駅(現・谷津駅) - 京成津田沼駅 - 八千代台駅 - 京成佐倉駅 - 京成成田駅
- 京成小岩駅と勝田台駅が停車駅に加えられる
- 谷津駅が通過駅となる
- 京成小岩駅と東中山駅が通過駅となる(東中山駅は中山競馬場で競馬開催日に限り、停車する)
- 大佐倉~公津の杜間の各駅が停車駅に加えられる
[編集] 通勤特急
2002年10月12日のダイヤ改正で再び運行を開始した列車種別(3代目、後述)。勝田台以西では快特、特急と同じ停車駅、勝田台以東で各駅停車となる。平日朝上り(京成上野行・1本のみ西馬込行)及び夜間下り(都営地下鉄浅草線直通)で運転される。同名の列車種別は過去にも運転されていたが、過去のそれと停車駅は異なる。
なお、2005年10月2日のダイヤ改正により、夜間上りにも1本運行されている。これは通勤客を対象としたものではなく、勝田台以東が各駅停車である種別特性を利用したもので、改正以前に京成成田発で運行されていた京成津田沼行普通1本が京成臼井発となっている。この通勤特急は土曜・休日にも運行している。
なお、平日朝ラッシュ時の上り京成上野行通勤特急一部列車の進行方向最後尾車両(実施区間は全区間)に女性専用車両が設定されている。
[編集] 快速・エアポート快速
それ以前に運行されていた急行よりも停車駅が少ない(本線では、急行がかつて停車していた町屋・千住大橋・堀切菖蒲園・国府台・市川真間・谷津を通過とした)。京成津田沼駅以東で各駅停車となる。昼間は主に羽田空港直通に充てられ、都営車と京成車が運用の主体になる。わずかにかつての羽田空港~成田空港間の直通特急であったエアポート特急の運用の関係で京急車の運用もある。なお平日早朝と夕方から夜間は上野発着になる。
上り(押上・羽田空港方面)のみ、都営地下鉄浅草線より列車種別がエアポート快特となる列車が「エアポート快速」となるが、こちらも快速と同一の停車駅で運行される。種別幕では「(飛行機マーク)快速」と表記されるが、京成線内では実質的な差がないため、単に「快速」とアナウンスされる場合も多い。なお、下り(成田空港方面)は、成田空港まで直通する列車であっても「(飛行機マーク)快速」の種別幕は表示されない。
2006年12月10日のダイヤ改正からは、日中のみ羽田空港~京成佐倉までの運転となり、平日朝一部、夜間のみ上野~高砂間だけの区間運転列車が新設された。
[編集] 急行
現在は、都営地下鉄浅草線~北総線の系統のみで、京成線内では押上駅から京成高砂駅までの運転となっている種別である。平日の夜を中心に北総線に直通する列車もある。
過去には京成本線全体で運転されていたが、現在は上記以外の区間では廃止され、快速に置き換えられている。→下記を参照されたい。
[編集] 普通
各駅に停車する。京成上野~京成臼井間と京成上野~京成津田沼間、および京成上野~金町線京成金町間、京成上野~千原線ちはら台間の往復が中心となっているが、京成大和田駅や千葉中央駅での折り返し列車や、入出庫の関係で京成高砂駅や宗吾参道駅を始発・終着とする列車もある。また、車両交換の都合上京成津田沼駅始発の上り普通も存在する。
日中時間帯以外は京成臼井以東にも顔を出し、早朝と夜間には上野始発で成田空港まで乗り入れる列車もある。また、日中時間帯は金町線が線内往復となるため、京成上野からの直通列車は運行されない。京成高砂駅で乗り換える必要がある。
基本的には4連・6連の運用だが、京成上野~京成高砂間・宗吾参道~成田空港・芝山千代田間を結ぶ一部普通は8両編成。金町線に直通する列車はすべて4両編成。かつて佐倉ふるさと広場で佐倉・印旛沼国際花火大会が行われていた時には京成臼井始発の八千代台行き・津田沼行き普通が8連で走ったが、同花火大会が佐倉市の財政難により2004年を最後に行われなくなったため、2005年以降の運転実績はない。
なお、種別表示は「普通」であるが、駅放送や車内放送では基本的に「各駅停車」と案内する。
[編集] 過去の列車種別
[編集] エアポート特急(飛行機マーク付き特急)
2002年までエアポート快特(エアポート特急を含む)は京成線内では「特急」として運転され羽田空港方面・成田空港方面とも「(飛行機マーク)特急」と表示されていたが、これ以外に京成上野~成田空港間の特急も「(飛行機マーク)特急」とされており、京成線内のほとんどの特急が「(飛行機マーク)特急」となっていた(但し案内上は、都営線内で速達運転をする「エアポート特急」を除き、単に「特急」と読まれていた)。単に「特急」とされたのは都営浅草線西馬込駅~成田空港駅間の特急(都営線内は各駅に停車)と京成佐倉駅止まりなど主に成田空港発着でない特急のみであった。
この飛行機マーク付きの特急は青砥駅・京成高砂駅発着であったエアポート特急及びエアポート快特に接続する上野駅~高砂駅間の特急列車にも適用されたことから、紛らわしいということもあったとされる。
[編集] 通勤特急(初代・2代)
1960年代後半~1974年12月16日と、1985年10月19日より1998年11月18日(以下2代目)のダイヤ改正まで運行されていた。
- 初代の通勤特急の投入当時の停車駅は、2006年12月9日現行の特急停車駅に京成小岩駅、東中山駅及び押上線京成曳舟駅、京成立石駅を加えたものであった。しかし、初代は列車種別整理のため「特急」に統合される形で廃止された。
- 1985年10月19日に通勤ラッシュ時の都営浅草線への速達化を図るため、通勤特急が再登場した。再登場時の特急停車駅はすでに初代通勤特急の停車駅と同じであったため、2代目通勤特急は京成小岩、東中山、曳舟、立石は通過となった。
- 1991年3月19日に京成本線内の特急の停車駅が現在の快特のものになり、「特急」は上野方面直通、2代目「通勤特急」は押上線・都営浅草線方面直通で運行(通勤ラッシュ時のみ)されていた。
- 1998年11月18日の京浜急行線羽田空港駅開業に伴うダイヤ改正で、通勤ラッシュ時以外にも押上線・都営浅草線・京急線直通の特急が運行されるようになった。この時に押上線に定められていた特急停車駅から京成曳舟駅・京成立石駅が外され、「通勤特急」と種別を区別する意義がなくなったことから通勤特急という名前から"通勤"の文字が消えて「特急」に統合され、この2代目「通勤特急」は消滅した。
[編集] 急行(京成本線全体急行)
2002年10月12日のダイヤ改正の前までは、京成本線全線で急行が運転されていた。停車駅は現在の快速の停車駅と、町屋・千住大橋・堀切菖蒲園・国府台・市川真間・谷津であり、朝晩は主に上野直通、日中は主に押上線方面直通であり、下り列車で成田空港に乗り入れる列車は少なく主に成田止まりか東成田がほとんどであった。2002年のダイヤ改正で本線内のみの列車は快速に置き換えられて廃止となり、現在に至っている。
- 停車駅には変遷がある。初代通勤特急廃止の1974年12月16日までは2002年10月12日改正前よりも停車駅は少なく、上野系統と浅草線直通系統で一部停車駅が異なっていた。急行表示板も2種類あり、前者は四角地に「急行」表示、後者は丸地に「急」表示であった。
[編集] 通勤急行(旧称:通勤準急)
1960年代後半~1974年12月16日に朝晩通勤ラッシュ時に上野系統で運行された種別。当初は通勤準急という名称であったが、1968年11月に準急が廃止され急行の停車駅が増えたために通勤急行に改称された。停車駅は2002年10月12日改正前の急行停車駅から谷津(旧・谷津遊園)と船橋競馬場(旧・センター競馬場前)を除いた設定であった。初代通勤特急同様、列車種別整理のため急行に統合され消滅。
[編集] 快速(2代)
1968年頃~1974年12月16日に日中に上野~千葉系統で運行された種別。停車駅は上野・日暮里・町屋・堀切菖蒲園・青砥(この間各駅停車)津田沼・幕張・稲毛・みどり台・国鉄千葉駅前(現千葉)・千葉(現千葉中央)。列車種別整理のため普通に格下げ。
[編集] 準急
1968年11月9日まで運転された種別。停車駅は上野・日暮里・町屋・堀切菖蒲園・青砥・高砂・市川真間・八幡・東中山・船橋・センター競馬場前(現船橋競馬場)から先終点までの各駅。急行の停車駅増加により消滅。
[編集] 歴史
開業時は、起点が京成上野駅ではなく、現押上線の押上駅だった。後に、筑波高速度電気鉄道の所有する免許を取得し、日暮里駅開業時に起点が現在の京成上野駅方面へ変更された。稀に、押上線との対比として京成上野駅~青砥駅の区間は「上野線」と呼ばれることもある。
- 1912年11月3日 (押上~)曲金(現在の京成高砂)~伊予田(現在の江戸川)間が開業。軌間1372mm
- 1913年6月26日 曲金駅を高砂駅(現在の京成高砂駅)に改称
- 1914年8月30日 江戸川~市川新田(現在の市川真間)間が開業。市川駅(元の伊予田駅)を江戸川駅に改称
- 1914年12月11日 市川鴻之台駅を市川駅(現在の国府台駅)に改称
- 1915年11月3日 市川新田~中山(現在の京成中山)間が開業
- 1916年2月9日 菅野駅開業
- 1916年12月30日 中山~船橋(現在の京成船橋)間が開業
- 1921年4月6日 市川駅を市川国府台駅に、市川新田駅を市川真間駅に改称
- 1921年7月17日 船橋~津田沼(現在の京成津田沼)間が開業
- 1926年12月9日 津田沼~酒々井(現在の京成酒々井)間が開業
- 1926年12月24日 酒々井~成田花咲町(仮)間が開業
- 1927年8月21日 花輪駅(現在の船橋競馬場駅)開業
- 1928年3月18日 志津駅開業
- 1928年4月1日 宗吾駅(現在の宗吾参道駅)開業
- 1928年11月1日 青砥駅開業
- 1930年4月25日 成田花咲町(仮)~成田(現在の京成成田)間が開業。成田花咲町(仮)駅廃止
- 1931年11月18日 以下の駅を「京成」を冠した駅名に改称
- 高砂駅、小岩駅、中山駅、船橋駅、花輪駅、津田沼駅、大久保駅、大和田駅、臼井駅、佐倉駅、酒々井駅、成田駅
- 1931年12月19日 上野線 日暮里~青砥間が開業
- 1932年5月15日 京成小岩駅開業
- 1933年12月10日 上野線 上野公園(現在の京成上野)~日暮里間が開業
- 1934年4月18日 上野線 道灌山通駅開業
- 1935年5月1日 新八幡駅(現在の京成八幡駅)開業
- 1935年6月1日 上野線 西千住駅開業
- 1935年8月3日 中山鬼越駅(現在の鬼越駅)開業
- 1935年10月4日 (臨)中山競馬場駅開業
- 1936年4月10日 谷津海岸駅を谷津遊園駅に改称
- 1939年 谷津遊園駅を谷津海岸駅に改称
- 1942年8月15日 八幡駅廃止
- 1942年11月1日 新八幡駅を京成八幡駅に改称
- 1943年2月1日 中山鬼越駅を鬼越駅に改称
- 1943年10月 上野線 寛永寺坂駅、道灌山通駅、西千住駅休止
- 1944年 上野公園(現在の京成上野)~京成成田間を本線、押上~青砥間を押上線とする。
- 1945年2月20日 全線を軌道法による軌道から地方鉄道法による鉄道に変更
- 1945年6月10日 上野公園~日暮里間休止
- 1945年10月1日 上野公園~日暮里間営業再開
- 1946年11月1日 寛永寺坂駅営業再開
- 1947年3月1日 休止していた日暮里~新三河島間の道灌山通駅、町屋~千住大橋間の西千住駅廃止
- 1947年8月21日 寛永寺坂駅休止
- 1948年4月1日 市川国府台駅を国府台駅に、谷津海岸駅を谷津遊園駅に改称
- 1950年7月5日 京成花輪駅を船橋競馬場駅に改称
- 1951年7月1日 宗吾駅を宗吾参道駅に改称
- 1953年3月1日 休止していた博物館動物園~日暮里間の寛永寺坂駅廃止
- 1953年5月1日 上野公園駅を京成上野駅に改称
- 1953年9月1日 (臨)中山競馬場駅を常設駅とし、東中山駅開業
- 1956年3月20日 八千代台駅開業
- 1959年10月14日 宗吾参道~京成成田間を標準軌(1435mm軌間)に改軌
- 1959年10月18日 鹿島川専用乗継場~宗吾参道間を標準軌に改軌。京成臼井~京成佐倉間に鹿島川専用乗継場開設
- 1959年10月21日 京成大和田~鹿島川専用乗継場間を標準軌に改軌。鹿島川専用乗継場廃止
- 1959年10月25日 京成津田沼~京成大和田間を標準軌に改軌
- 1959年10月29日 東中山~京成津田沼間を標準軌に改軌
- 1959年11月5日 京成高砂~東中山間を標準軌に改軌
- 1959年11月17日 お花茶屋~京成高砂間を標準軌に改軌
- 1959年11月23日 日暮里~お花茶屋間を標準軌に改軌
- 1959年11月30日 京成上野~日暮里間を標準軌に改軌し、標準軌化完成
- 1963年12月1日 船橋競馬場駅をセンター競馬場前駅に改称
- 1968年5月1日 勝田台駅開業
- 1970年8月24日 お花茶屋~青砥間が高架化
- 1973年6月16日 京成上野~日暮里間休止。京成上野駅改装工事(1976年7月)のため。
- 1973年12月16日 京成上野~日暮里間営業再開
- 1973年12月30日 スカイライナー運行開始
- 1978年5月21日 京成成田~成田空港(現在の東成田)間が開業
- 1982年11月1日 ユーカリが丘駅開業
- 1984年11月24日 谷津遊園駅を谷津駅に改称
- 1985年8月12日 青砥~京成高砂間複々線化
- 1987年4月1日 葛飾駅を京成西船駅に、センター競馬場前駅を船橋競馬場駅に改称
- 1991年3月19日 駒井野分岐点~成田空港間が開業。京成成田~東成田(旧・成田空港)を東成田線とする(京成成田~駒井野分岐点間は本線と重複)。
- 1992年12月3日 空港第2ビル駅開業
- 1994年4月1日 宗吾参道~京成成田間を経路変更。公津の杜駅開業
- 1997年4月1日 京成上野~日暮里間の博物館動物園駅休止
- 2004年4月1日 博物館動物園駅廃止
- 2006年11月25日 海神~船橋競馬場間の複線高架完成。京成船橋駅・大神宮下駅が上下とも高架化。
[編集] 駅一覧
- 駅名に関する注意 京成上野駅と京成津田沼駅以外の駅名の頭につく「京成」社名の表記は、駅名表示では省略されている。京成津田沼駅については、新京成電鉄新京成線新津田沼駅との混同を避けるため「京成」を付けて表示し区別している(方向幕は「津田沼」)。また、行先表示では京成臼井駅は「うすい」とひらがなになる。これは、北総鉄道北総線の白井駅との混同を避けるためである。
- ML:モーニングライナー EL:イブニングライナー SL:スカイライナー
- ●:全て停車、○:一部が通過、|:すべて通過、▲:中山競馬場の競馬開催時には一部の特急が東中山に臨時停車
駅名 | 駅間 キロ |
累計 キロ |
普通 | 急行 | 快速 | エアポ丨ト快速 | 通勤特急 | 特急 | 快特 | ML EL |
SL | 接続路線 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
京成上野駅 | - | 0.0 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:東北新幹線、宇都宮線(東北本線)、高崎線、山手線、京浜東北線、常磐線(快速)(全て上野駅) 東京地下鉄:○銀座線(上野駅 G-16)、○日比谷線(上野駅 H-17) |
東京都 | 台東区 | ||
日暮里駅 | 2.1 | 2.1 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:山手線、京浜東北線、常磐線(快速) 東京都地下鉄建設:日暮里・舎人ライナー(2008年3月開業予定) |
荒川区 | |||
新三河島駅 | 1.3 | 3.4 | ● | | | | | | | | | | | | | |||||
町屋駅 | 0.9 | 4.3 | ● | | | | | | | | | | | | | 東京地下鉄:○千代田線(C-17) 東京都交通局:都電荒川線(町屋駅前駅) |
||||
千住大橋駅 | 1.6 | 5.9 | ● | 押上線直通 | | | 押上線直通 | | | | | | | | | | | 足立区 | ||
京成関屋駅 | 1.4 | 7.3 | ● | | | | | | | | | | | | | 東武鉄道:伊勢崎線(牛田駅) | ||||
堀切菖蒲園駅 | 1.5 | 8.8 | ● | | | | | | | | | | | | | 葛飾区 | ||||
お花茶屋駅 | 1.1 | 9.9 | ● | | | | | | | | | | | | | |||||
青砥駅 | 1.6 | 11.5 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | | | 京成電鉄:押上線(直通運転) | ||
京成高砂駅 | 1.2 | 12.7 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | | | | | 京成電鉄:金町線(直通運転) 北総鉄道:北総線(直通運転) |
||
京成小岩駅 | 1.8 | 14.5 | ● | 北総線直通 | ● | ● | | | | | | | | | | | 江戸川区 | ||
江戸川駅 | 1.2 | 15.7 | ● | | | | | | | | | | | | | | | ||||
国府台駅 | 0.7 | 16.4 | ● | | | | | | | | | | | | | | | 千葉県 | 市川市 | ||
市川真間駅 | 0.9 | 17.3 | ● | | | | | | | | | | | | | | | ||||
菅野駅 | 0.9 | 18.2 | ● | | | | | | | | | | | | | | | ||||
京成八幡駅 | 0.9 | 19.1 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | | | | | 東日本旅客鉄道:中央・総武線(各駅停車)(本八幡駅) 都営地下鉄:○新宿線(本八幡駅 S-21) |
|||
鬼越駅 | 1.0 | 20.1 | ● | | | | | | | | | | | | | | | ||||
京成中山駅 | 0.7 | 20.8 | ● | | | | | | | | | | | | | | | 船橋市 | |||
東中山駅 | 0.8 | 21.6 | ● | ● | ● | | | ▲ | | | | | | | ||||
京成西船駅 | 0.6 | 22.2 | ● | | | | | | | | | | | | | | | 東日本旅客鉄道:中央・総武線(各駅停車)、武蔵野線、京葉線(全て西船橋駅) 東京地下鉄:○東西線(西船橋駅 T-23) 東葉高速鉄道:東葉高速線(西船橋駅) (但し連絡運輸なし) |
|||
海神駅 | 1.4 | 23.6 | ● | | | | | | | | | | | | | | | ||||
京成船橋駅 | 1.5 | 25.1 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | | | ○ | 東日本旅客鉄道:総武線(快速)、中央・総武線(各駅停車)(ともに船橋駅) 東武鉄道:野田線(船橋駅) |
|||
大神宮下駅 | 1.3 | 26.4 | ● | | | | | | | | | | | | | | | ||||
船橋競馬場駅 | 0.8 | 27.2 | ● | ● | ● | | | | | | | | | | | ||||
谷津駅 | 1.0 | 28.2 | ● | | | | | | | | | | | | | | | 習志野市 | |||
京成津田沼駅 | 1.5 | 29.7 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | | | | | 京成電鉄:千葉線(直通運転) 新京成電鉄:新京成線 |
|||
京成大久保駅 | 2.4 | 32.1 | ● | ● | ● | | | | | | | | | | | ||||
実籾駅 | 1.9 | 34.0 | ● | ● | ● | | | | | | | | | | | ||||
八千代台駅 | 2.6 | 36.6 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | | | 八千代市 | |||
京成大和田駅 | 2.1 | 38.7 | ● | ● | ● | | | | | | | | | | | ||||
勝田台駅 | 1.6 | 40.3 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | | | | | 東葉高速鉄道:東葉高速線(東葉勝田台駅) | |||
志津駅 | 1.8 | 42.1 | ● | ● | ● | ● | | | | | | | | | 佐倉市 | |||
ユーカリが丘駅 | 1.1 | 43.2 | ● | ● | ● | ● | | | | | | | | | 山万:ユーカリが丘線 | |||
京成臼井駅 | 2.5 | 45.7 | ● | ● | ● | ● | | | | | | | | | ||||
京成佐倉駅 | 4.4 | 51.0 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | | | ||||
大佐倉駅 | 2.0 | 53.0 | ● | ● | ● | ● | ● | | | | | | | ||||
京成酒々井駅 | 2.0 | 55.0 | ● | ● | ● | ● | ● | | | | | | | 印旛郡酒々井町 | |||
宗吾参道駅 | 2.0 | 57.0 | ● | ● | ● | ● | ● | | | | | | | ||||
公津の杜駅 | 1.6 | 58.6 | ● | ● | ● | ● | ● | | | | | | | 成田市 | |||
京成成田駅 | 2.6 | 61.2 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ○ | 京成電鉄:東成田線(直通運転) 東日本旅客鉄道:成田線(成田駅) |
|||
(駒井野信号場) | 6.0 | 67.2 | | | | | | | | | | | | | | | | | 京成電鉄:東成田線(実際の分岐) | |||
空港第2ビル駅 | 1.1 | 68.3 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:成田線 | |||
成田空港駅 | 1.0 | 69.3 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:成田線 |
[編集] かつて存在していた駅
- 博物館動物園駅(はくぶつかんどうぶつえんえき、現・京成上野~日暮里間、1933年12月10日開業、1997年4月1日休止、2004年4月1日廃止)
- 寛永寺坂駅(かんえいじさかえき、現・京成上野~日暮里間、1933年12月10日開業、1943年10月1日休止、1946年11月1日再開、1947年8月21日休止、1953年3月1日廃止)
- 道灌山通駅(どうかんやまどおりえき、現・日暮里~新三河島間、1934年4月18日開業、1943年10月1日休止、1947年3月1日廃止)
- 西千住駅(にしせんじゅえき、現・町屋~千住大橋間、1935年6月1日開業、1943年10月1日休止、1947年3月1日廃止)
- 八幡駅(やわたえき、現・京成八幡~鬼越間、1915年11月3日開業、1942年8月15日廃止。現・京成八幡駅は新八幡駅が1942年10月1日に改称したもの)
- 成田花咲町駅(なりたはなさきちょうえき、現・公津の杜~京成成田間、1926年12月24日開業、1930年4月25日廃止)