株式チャンネル

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株式チャンネル（かぶしきちゃんねる）は、日本国内向け唯一の短波ラジオ放送局ラジオNIKKEIの第1放送ほかで、2007年4月2日より放送される株式情報番組である。

1954年の開局以来株式市況放送を続けている同局は、2波体制となった1963年から、第1放送で東京証券取引所からの中継、第2放送は大阪、名古屋の各証券取引所からの中継や商品先物市況（ニュースTODAY→経済情報ステーション）を放送。2002年4月より、平日の第2放送を原則休止していた期間は縮小して放送（「マーケット・トゥディ」）を継続していたが、2006年4月に2波体制での株式市況放送を4年ぶりに再開。この際に、第2放送休止以前は取引所の地域で切り分けていた番組を、「解説」と「株価実況」を分離させた番組へと改めた（「東京マーケットLIVE!」）。

従来の「ザラバ時間帯番組」との相違点は、商品先物市況のコーナーが終了したことに伴い、『完全株式情報番組』化された点である。前番組である「東京マーケットLIVE!」で、2007年1月より実施されていたフォーマット編成を本格稼動させ、15分毎の現在値速報を軸に、記者レポートや市場関係者への電話インタビューなどを織り込んだ内容となる。また、前引け、大引け後に行われていた、東証1部の各銘柄終値の読み上げも当番組では行われない。
なお、個別銘柄の現在値・引け値を読み上げていく株価実況は、引き続き第2放送ほかで放送される（月-金曜 9:00-16:30）。

また、同局ではインターネット放送（配信）も強力に展開しており、短波放送以外にも、同局ホームページから、ライブストリーミングでラジオ放送と同内容を配信している。また、NTTドコモの携帯電話「iモード」向け公式サイト『ラジオNIKKEIモバイル』（FOMAシリーズの一部機種に対応、有料）と、ウィルコムのPHS「W-ZERO3」向け公式サイト『ラジオNIKKEIストリーミング for W-ZERO3』（無料、通信費別途）で、ライブストリーミングを聞くことが出来る。

インターネットを使い、情報サイトやネット証券各社のページで個別銘柄の現在値が容易に見られる昨今、映像を伴わないラジオ（音声）での株式実況には他メディアと比べても相当なハンデがあるものと思われるが、同局出身者や元出演者らによって、当番組のいわゆる『競合』に当たる、解説を中心とした株式ライブ実況インターネットラジオ＆テレビ（STOCK VOICE。2004年10月-）が、ネット証券評議会（ネット証券大手5社で構成）他の支援により登場するなど、一見ニッチニーズとも考えられる『音声による株式市場のライブ実況・解説』は、確実な聴取者、支持者を集めているものと思われる。