日経ラジオ社
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株式会社日経ラジオ社(にっけいラジオしゃ)は、日本で唯一の国内向け短波放送局(海外向けの短波放送ではNHKと特定失踪者問題調査会による「しおかぜ」がある)で、地上波による民間放送局としては日本で唯一、国内全域を放送対象地域とする放送局である。愛称はラジオNIKKEI(にっけい)。
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目次 |
[編集] 概要
- 従来からの短波放送のほか、衛星放送(BS・CS)、地上デジタル音声放送、インターネット、携帯電話などで幅広く展開。帯域の増加で放送業界の聴取者獲得競争が今後も激しくなることが予想されるため、日本経済新聞社のデジタルコンテンツを各メディアでフル活用している。ただし、同じ日経グループのテレビメディア(テレビ東京をキー局とするTXN・BSジャパン・日経CNBC)との直接的な関係は薄い。
- なお、現社名・愛称名に変更後も、ソニーや松下電器などから発売されている短波ラジオ受信機では、旧社名の「日本短波放送」を略した「NSB」の表記が引き続き使用されている。これは「NSB」の表記がある程度認知され定着していることに加え、社名変更以降に発売された短波ラジオの新機種がないため、従来品をそのまま継続生産しているためである。日経ラジオ社も、メーカーに対して変更を求めていない。
[編集] 会社概要
種類 | 株式会社 |
市場情報 | 非上場 |
略称 | ラジオNIKKEI |
本社所在地 | 107-8373 東京都港区赤坂一丁目9番15号 日本自動車会館1号館6・7階 |
設立 | 1954年7月1日 (株式会社日本短波放送として設立) |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | 一般放送事業など |
代表者 | 代表取締役社長 小林樹 |
資本金 | 2億円(2006年3月31日現在) |
売上高 | 24億814万円(連結、2006年3月期実績) 20億3,391万円(単独、2006年3月期実績) |
従業員数 | 77人(2006年3月31日現在) |
決算期 | 毎年3月31日 |
主要株主 | 日本経済新聞社 19.93% (同社の持分法適用会社) 東京証券取引所・東京証券会館 各5% テレビ大阪 4.46% QUICK 4.35% など (2006年3月31日現在) |
主要子会社 | たんぱプランニング(連結子会社) |
外部リンク | www.radionikkei.jp/ |
特記事項:2003年10月1日に株式会社日経ラジオ社へ商号変更。 |
- 社名
- 和文社名:株式会社日経ラジオ社
- 英文社名:Nikkei Radio Broadcasting Corporation
- 代表者
- 代表取締役社長:小林 樹(こばやし・いつき)
- 所在地
- 本社:〒107-8373 東京都港区赤坂一丁目9番15号 日本自転車会館6F・7F
- 大阪支社:〒541-8554 大阪市中央区高麗橋一丁目4番2号
- 名古屋支局:〒460-0008 名古屋市中区栄三丁目3番17号 名古屋証券会館5F
- 関連会社
- 株式会社たんぱプランニング
- ※株式会社エヌエスビー通信社は、たんぱプランニングと業務内容が重複・競合することなどから2005年3月末で解散し、それまでエヌエスビー通信社が行っていた業務は主にたんぱプランニングが引き続き行っている。
- ※株式会社ビー・エス・コミュニケーションズ(日経ラジオ社の持分法適用会社)は、「BSラジオNIKKEI」の放送終了に伴い、2006年3月31日をもって会社清算された。
[編集] 周波数・空中線電力
[編集] 第1放送
- 3.925MHz(JOZ:50kW・JOZ4:10kW)
- JOZは1961年9月に10KWから50KWに増力
- 6.055MHz(JOZ2:50kW)
- 1961年9月に10KWから50KWに増力
- 9.595MHz(JOZ3:50kW)
- 1961年9月に10KWから50KWに増力
[編集] 第2放送
- 3.945MHz(JOZ5:10kW)
- 6.115MHz(JOZ6:50kW)
- 1981年9月に10KWから50KWに増力
- 9.760MHz(JOZ7:50kW)
- 1981年9月に10KWから50KWに増力
[編集] 送信所
- 送信柱 鉄塔高さ48m、38m、25m×3(加藤電気工業所)
- 空中線 支線式折り返し水平ダイポールアンテナ×6、コニカルモノポールアンテナ×1(加藤電気工業所)
- 送信機 50KW短波送信機が5台、10KW短波送信機が1台(現用機)
- 50KW短波送信機 HFB-7847(NEC)、送信可能周波数範囲3.2~15MHz、プレート変調、四極管×4(4CV50000E(プレート損失50000W、フィラメント電圧12V、フィラメント電流215A、使用可能周波数110MHz、重量14.3Kg)×3、4CX1500A(プレート損失1500W、フィラメント電圧5V、フィラメント電流38.5A、使用可能周波数150 MHz、重量0.85Kg))使用、蒸気冷却、音声入力600Ω(0dBm)、RF出力50Ω、音声周波数特性+/-1.5dB30~10000Hz(50%変調時)、95%変調時50~7500Hzで歪率3%以下、大きさ縦220cm×横440cm×奥行き280cm、なお2002年に改修を経て現用
- 10KW短波送信機 HFB-7840(NEC)、送信可能周波数範囲3.2~15.6MHz、プレート変調、四極管×3(4CX15000A(プレート損失1500W、フィラメント電圧5V、フィラメント電流38.5A、使用可能周波数150MHz、重量0.85Kg)、4CX5000A(プレート損失5000W、フィラメント電圧7.5V、フィラメント電流75A、使用可能周波数220MHz、重量4.3 kg)×2)、音声入力600Ω(0dBm)、RF出力50Ω、音声周波数特性+/-1.5dB30~10000Hz(50%変調時)、95%変調時50~7500Hzで歪率3%以下、大きさ縦200cm×横200cm×奥行き100cm
- 予備送信機 予備の送信機として出力10KW、HFB-7840(NEC)がJOZnとしてある
- STL 送受信装置(NEC)、出力5W
- 送信局舎 鉄筋コンクリート
- 非常用電源 ディーゼル発電機625KVA(三菱)
- 備考:開局当時は埼玉県戸田市に設置されていた
- 空中線 支線式折り返し水平ダイポールアンテナ×2
- 送信機 HFB-7840(NEC)
- 送信局舎 鉄筋コンクリート
- 備考:1961年8月に開局。開局当時は札幌局として札幌に設置されていたが、1995年10月17日に移設。
[編集] 沿革
- 当時から中波放送局でも中継されていたが、現在のような連日放送ではなかった。このため、日本短波放送のナイトゲーム中継を受信しようと野球ファンは創意工夫して受信装置を製作したという(-1961年まで。1977年と1989年には一時期土曜・日曜に第1放送でナイトゲーム中継が復活したが、現在は野球中継は行われていない)。
- 9月2日 - 第2放送を開始。周波数3.945MHz(JOZ5)と7.230MHz(JOZ6)。
- 1月21日 - 第2放送に9.760MHz(JOZ7)追加。
- 10月15日 - 株式会社日短アドセンター設立。
- 7月1日 - JOZ6の周波数を6.115MHzに変更。
- 11月23日 - 愛称を「ラジオたんぱ」とする。
- 7月11日 - 株式会社日短アドセンターが株式会社ラジオたんぱサービスと商号変更。
- 6月25日 - 株式会社ラジオたんぱ証券研究所設立。
- 3月25日 - ラジオたんぱホームページ開設。
- 8月27日 - PerfecTV!(現·SKY PerfecTV!)を通じた超短波放送であるデジタルたんぱ501及びデジタルたんぱ502(以下「デジタルたんぱ」と総称)を開始。
- 12月14日 - BSデジタル放送参入を目的に、BSJラジオ(現·株式会社ビー・エス・コミュニケーションズ)設立。
- 10月1日 - 株式会社ラジオたんぱサービスが株式会社ラジオたんぱ証券研究所を合併。
- 4月 - 第2放送 平日の定時放送を原則として休止とする。
- 4月1日- 株式会社たんぱプランニング設立
- 10月1日 - 株式会社日経ラジオ社に商号を変更。
- 3月31日 - デジタルたんぱ放送終了。
- 4月1日 - 愛称を「ラジオNIKKEI」に変更。
- 3月31日 - 「BSラジオNIKKEI」の放送を終了。
- 4月3日 - 第2放送 平日の定時放送を再開。
- 10月24日 - 第2回日本放送文化大賞(日本民間放送連盟 制定)ラジオ部門でグランプリを受賞。
(「イ・ヒア ショパンの調べ」)
[編集] 主な編成体系(2007年4月現在)
[編集] 第1放送
放送時間
- (月曜~木曜)5:45~22:30
- (金曜)5:45~23:30
- (土曜)5:45~23:15
- (日曜)5:45~21:00
主な番組
- 聴く日経(月曜~金曜6:00~7:30、11:20~11:40)
- 朝イチマーケッツ(月曜8:30~9:00、火曜~金曜8:00~9:00)
- 株式チャンネル(月曜~金曜9:00~11:15、12:30~15:15。東京株式市場休日は除く)
- ウィークデイ・ストック(月曜~金曜11:40-12:00)
- 兜町マーケット・サテライト~とれたて!かぶスタ~(月曜~金曜12:00~12:15)
- プレ ファイナンシャルBOX(月曜~金曜15:30~16:00)
- ファイナンシャルBOX(月曜~金曜16:00~17:00)
- マーケット・トレンド(月曜~金曜17:30~17:45)
- 慶應義塾の時間(月曜~金曜22:00~22:30)
- 薬学の時間(火曜、木曜20:10~20:25)
- 和島英樹のウィークエンド株!(ウィークエンド・ストック、金曜18:00~18:45)
- チャンネル・アジア(金曜19:30~20:10)※第2回日本放送文化大賞受賞の元になった番組
- 伊藤洋一のRound up World Now!(金曜23:00~23:30)
- 中央競馬実況中継~EAST~(土曜・日曜・中央競馬開催日9:30~16:45)
※東日本開催(東京・中山・福島・新潟・函館・札幌)を全レース生中継 - 大橋照子のテルネット・イン(土曜19:00~19:30)
- K-POPカウントダウン(土曜22:30~23:15)
特別番組
※番組出演者については、以下の項を参照
株式・マーケット番組 出演者一覧
[編集] 第2放送
第2放送は外国の放送局などとの混信の可能性があるため、JOZ7(9.760MHz)での放送は17:00で終了となる。また放送時間が延長した場合、JOZ6(6.115MHz)も同じ理由のため19:00で放送終了となる。
放送時間
- (月曜~金曜) 8:00-16:30
- (土曜・日曜) 8:00-18:00
- 特別番組が編成される際は、放送時間が変更される場合がある。この場合、定時放送の終了後に、放送を再開する場合もある。
主な番組
- 株式実況(月曜~金曜9:00~16:30。東京株式市場休日は除く)
- 中央競馬実況中継~WEST~(土曜・日曜・中央競馬開催日9:30~16:45。薄暮開催時は変更あり)
※西日本開催(京都・阪神・中京・小倉)を全レース生中継
特別番組
- 地方競馬・ダートグレード競走・海外競馬中継
[編集] 過去の編成
- 開局当初より、平日は株式市況、週末は中央競馬の実況中継を中心に編成していた。現在でもこれが編成の中心である。
- 1963年9月より第2放送を開始し、アナログ放送による国内の民間ラジオ放送局としては唯一、異なる複数の放送チャンネルを持つ放送局となった。
- 第2放送開始以降、株式市況を第1放送では東京証券取引所(東証)、第2放送では大阪証券取引所(大証)及び名古屋証券取引所(名証)に分離。
- 1980年から第1放送で「ニュース・オールナイト」を開始。00:30~05:30を1時間単位で区切り、最新ニュースがあれば随所に挿入して放送した。
- 1983年には第2放送の番組を大幅に見直し、大証及び名証の株式市況と、商品先物市況、一般ニュースを編成した9時間(8:00~17:00)のワイドニュース番組「ニュースTODAY」を新設した(後に「経済情報ステーション」へ移行)。
- 短波民放である事から、1970~1980年代のBCLブーム絶頂期にはBCLやアマチュア無線関係の番組も多く放送していた。アマチュア無線愛好家の多くはBCLやラジオ受信機の製作などの経験があり、短波ラジオ受信機を持っている人も多かったことから、聴取者も多かった。
- 1970年代のゴールデンタイム・プライムタイム(19:00~22:00)には、教育関連や医療従事者向けなどの専門番組が放送されていた。現在でも番組数は減少したものの、平日20:10以降は医療関係の番組を中心に編成されている。20:10スタートとなっているのは、かつて20:00より10分の定時ニュースが入っていた(現在は定時ニュース番組が一切存在しない)為で、これは20年以上変わっていない。
- この他、知的障害者、身体障害者との共生をテーマとした福祉番組も、長年にわたって放送されていた。
- 1982年3月1日より、ピンク映画やアダルトビデオの音声、ラジオポルノドラマが中心の成人向け番組「セクシー・オールナイト」(その後「アイ・ラブ・ナイト」にタイトル変更)を日曜深夜に放送していた。この番組が目的の聴取者が急増した一方、短波放送のため近隣諸国でも聴取が可能だったことから「国辱もの」との批判もあった。
- 一時期は各公営競技の情報にも力を入れていて、地方競馬の生中継のほか、競輪や競艇のレースダイジェストや翌日のレース展望などの情報番組を放送していた。
- 「ラジオたんぱ」の愛称を使い出し、まだ社員アナウンサーとして所属していた大橋照子などが活躍(「ヤロウどもメロウどもOh!」などの生放送番組)、またBCLブームで高性能短波ラジオが急速に普及した1970~1980年代が黄金期とされる。
- 従来より中波(AM)民放各局との共同製作番組「ゆく年くる年」にも参加していたが、2000年~2001年の放送を最後に打ち切られてからは、コミュニティFMを除く日本の民間放送局では唯一、越年放送を行っていない。
- 2002年4月から規模を大幅に縮小し、第1放送の深夜放送(日曜日は21:50以降、その他の日は23:00以降。金曜日・土曜日は除く)と平日の第2放送を原則休止(土曜日・日曜日と局が特別に定めた日のみ放送)としてきたが、2006年4月3日より4年ぶりに平日の第2放送で株式市況を再開し、新たな展開も期待される。
[編集] 過去に放送された主な番組
- ニュース・オールナイト
- ニュースTODAY
- ラジオたんぱ 経済情報ステーション
- マーケット・トゥディ
- 東京マーケットLIVE!
- 百万人の英語
- 大学受験ラジオ講座
- 高層気象通報
- ハム合格大作戦
- 八重洲DX情報
- QRMパーク
- BCLワールドタムタム
- ハロージーガム
- SONYワールドネットワーク
- デジタルボイスステーション
- 合格いっぽん道
- 関西すうどんラジオ
- 南央美のヒーリングルーム(2006年12月31日放送終了)
- 2006FIFAワールドカップ中継(日本戦を含む一部の試合。日本民間放送連盟加盟各社と同時放送)
- セクシー・オールナイト
- ヤロウどもメロウどもOh!(1977年~1985年)
- 重い障害児のために~知的障害者ネットワーク(1966~2002)
- 身体障害者雇用の広場(1966)
- 視覚障害者の広場(1969)
- ケイリンフラッシュ
- テレボート24
- 全国競馬最前線
[編集] オープニング・エンディング
第1放送では「こちらは日経ラジオ社・短波放送です」、第2放送は「こちらは日経ラジオ社・短波放送・第2放送です」のあと、全コールサイン・周波数・出力をアナウンスしている。
[編集] 放送開始時のインターバル・シグナル音源
放送開始時に流れているインターバル・シグナル(IS)の音源は開局当時の1954年7月に収録されたものが現在も使用されており、琴と鐘の演奏が放送されている。
[編集] 過去の主なキャッチコピー
- エールをかわそう!!
- 今、短波はスーパーウェーブ
- あなたとじゃんけんぽん
- たんぱでパッ!
[編集] スタジオ
- 本社スタジオ
- 第1スタジオ(ニュースルーム)…「聴く日経」、「プレ ファイナンシャルBOX」、「信用取引トレジャークラブ」など平日生番組、「伊藤洋一のRound Up World Now!」などの録音番組
- 第2スタジオ…社内で一番大きく、グランドピアノが配されている。「和島英樹のウィークエンド株!」生放送や録音番組の他、同社が主催する講座の教室としても使用される
- 第3スタジオ…デジタル収録対応。「ファイナンシャルBOX」の生放送や録音番組など
- 第4スタジオ…デジタル収録対応。「朝イチ投資大学」ほか、録音番組など
- 第5スタジオ…録音番組など
- 第6スタジオ…ワンマン収録用スタジオ
- 第7スタジオ…録音番組など
- 第0スタジオ…公開放送用スタジオ。「大橋照子のテルネットイン」公開録音や、同社主催の講座用教室としても使用
- 大阪支社スタジオ
- 以前は「合格いっぽん道 サンデースペシャル」や「関西すうどんラジオ」など、大阪支社よりレギュラー送出された番組があったが、現在は大阪支社スタジオを使用するレギュラー番組はない。
- 東京証券取引所スタジオ
- 東京証券取引所内、東証アローズで報道各社(在京民放テレビ5社、日経CNBC、ブルームバーグテレビジョン、共同通信社、ストックボイス)が中継放送用に設けているメディアブースの一角に、ラジオNIKKEIもスタジオを配している。「朝イチマーケッツ」、「株式チャンネル」を生放送
- サテライトスタジオ(公開放送スタジオ)
- 「とれたて!かぶスタ」を放送
- 「マーケット・トレンド」を放送
- 「マーケット・カフェタイム」(「株式チャンネル」内、水・金曜14:45-15:00)を放送
[編集] アナウンサー
- 本社配属
- 大阪支社配属
日経ラジオ社のアナウンサーには、在籍中数年間の大阪支社勤務が命じられる。言わば通過儀礼のようなものとなっている。
※2005年4月以降、社員の女性アナウンサーはいないが、特定の番組にレギュラー出演するディレクターなどがいる。
- 大宮杜喜子(医療番組全般に出演)
- 若生ナオミ(医療番組のディレクターを務める他、祝日特別番組「ぶるべ店歌好平成安愚楽鍋」に出演)
- 薬師神美穂子(同局広報。インターネットのライブストリーミングでの告知「ラジオNIKKEIスタイル」、日経BP社「日経ビジネスonline Podcast -編集長のここだけの話-」などに登場)
[編集] 元アナウンサー
- 宇野和男(元テレビせとうち、現・メディア・スタッフ所属、「聴く日経」水曜日担当)
- 榎本麻子(「文化支援物語」担当)
- 大橋照子(現在も「大橋照子のテルネット・イン」、「私の書いたポエム」を担当)
- 北野守
- 煙山光紀(1986~1989、元テレビ北海道、現・ニッポン放送)
- 小坂巌
- 小林皓正
- 近田誉(現・北海道文化放送)
- 佐中由紀(現在も「とれたて!かぶスタ」金曜、「朝イチ投資大学」などを担当)
- 白川次郎(1968~2005。定年退職後、現在も「中央競馬実況中継」の実況・進行を担当。独立UHF局「中央競馬ワイド中継」土曜日ハイライト司会)
- 鈴木ともみ(現在も「シネマストリート Cinemadio」に出演)
- 武田広(現・ナレーター。「いつみても波瀾万丈」、「タモリ倶楽部」などのナレーションで活躍)
- 千ヶ崎公子(元愛媛朝日テレビ、元メ~テレ契約アナ。現・名古屋タレントビューロー所属)
- 長岡一也(1961~1987、現在も「私の書いたポエム」を担当、「中央競馬ワイド中継」土曜日実況席・日曜日司会)
- 永嶋啓司(2007年4月より、同局携帯公式サイトの音声コラム「株デカ・ワンポイント」を担当)
- 中根幹男
- 広瀬伸一(現在も「中央競馬実況中継」の実況・進行を担当)
- 宮崎文子(1969~1972)
- 山本郁(現在も「聴く日経」水曜日、「テイスト・オブ・ジャズ」を担当)
- 山本直也(現在も「中央競馬実況中継」の実況・進行を担当)
[編集] 兜倶楽部記者
- 専属のアナウンサーのほか、株式番組のキャスターとして、また上場各社の株価及び企業動向をレポートする記者陣を、東京証券取引所の記者クラブ『兜倶楽部』に配している。2006年7月現在は7人が所属しており、『株式チャンネル』や『朝イチマーケッツ』のキャスター、『ファイナンシャルBOX』でのレポートなどを担当している。
- また、同社の株式情報サイト『KJnet』と、同社携帯公式サイト『ラジオNIKKEIモバイル』、メールマガジン『夕刊KJ』でも、放送で取り上げた情報や独自記事を掲載しており、マーケット系ニュースサイトや、証券会社各社サイトのニュース項目としても採用されている。
- 所属記者
- 和島英樹…準大手証券営業マン、株式専門紙記者を経て2000年より現職。
- 鎌田伸一…株式専門誌記者を経て、2001年から現職。
- 今野浩明… 株式専門紙記者、外資系情報配信会社記者を経て、2001年より現職。
- 長沢太朗…同社スポーツ情報局より異動で、2005年4月より所属。
- 市村敦…2006年1月より所属。
- 岸田恵美子…従来よりマーケット番組のディレクターを担当していたが、2006年6月より記者を務めている。
- 天道猛…2006年1月より所属。ファイナンシャルBOX(金曜日)を担当しているほか、KJnetへの記事執筆など。
[編集] インターネット配信
同社はインターネットによる番組配信にも力を入れており、1999年6月より一部の番組をインターネットラジオとして無料配信を開始。P2Pによる配信実験も多数実施し、2003年7月には「Syncast-Professional」、2004年1月~3月には「GrapeCast」を使用したP2P方式のマルチキャストによるライブ配信の実証実験を行った。現在は、以下の体制で提供されている。
平日の第1放送の番組の殆どを、そのまま聞くことが出来る。(月-金曜06:00-22:00、月曜のみ21:30まで。祝日・年末年始などの株式市場が開場されない日を除く。一部ネット配信されない番組、コーナーもある)
- オンデマンド
マーケット、医療関連番組を中心にオンデマンド配信が行われている。一部の人気生番組は、前出のライブストリーミングでの配信以外に、生放送終了後にオンデマンドとして聞くことも出来る。
- ポッドキャスティング
2005年3月21日より、日本のテレビ、ラジオ局としては初となるポッドキャスティングを、祝日特別番組「渡辺和昭のしゃべってしゃべって60分」で開始。同年5月には生放送の祝日特別番組「ホリデースペシャル・from webmaster」が4部構成で配信された。現在ではマーケット番組を中心に配信を行っている。当初は自社サーバより配信し、2005年4月から「Livedoorねとらじ」のポッドキャスト・コンテンツとして配信されていたが、2006年1月16日に株式会社ライブドアへ証券取引法違反の疑いで強制捜査が入った件を受けて、同年1月24日より再度自社運営によるポッドキャスト配信へと変更された。
他ラジオ局のポッドキャストで散見される『放送された番組とは別内容』とは異なり、ラジオで放送した番組をそのままフルサイズで配信。ライブストリーミングで放送を聞き逃したり、短波ラジオが無く放送を聴けない環境下でも、オンエアと同内容を聴く事が出来る(通常のJASRAC許諾楽曲がかかる番組については、トーク部分のみの公開)。マーケット情報の人気生番組である「ファイナンシャルBOX」、「和島英樹のウィークエンド株!」では、生放送終了後、15分程度でポッドキャスト向けファイルが公開され、利用者ニーズへの配慮が伺える。
また、前述の「渡辺和昭のしゃべって-」や、「伊藤洋一のRound UP World Now!」など、一部の番組では、放送した内容にさらにコーナーやコメントを追加した再編集版や、インターネット限定のスペシャル番組も提供されるなど、充実した内容となっている。
- 携帯電話・PHS向けストリーミング
2005年4月20日に、NTTドコモの携帯電話「iモード」にて、iアプリを使用してインターネットラジオが聞けるサービスを試験提供。2006年1月10日より、iモード公式サイト『ラジオNIKKEIモバイル』として開始した(FOMAシリーズの一部機種に対応、有料)。同サイトでは、マーケット情報、競馬ニュースなどの文字情報に加えて、日本のラジオ局としては初めて、殆どの生放送番組を、iアプリを使用して、携帯電話のみで聞くことが出来る。
この携帯ストリーミング配信は、第1放送のライブストリーミング(平日・殆どの番組、土日・中央競馬実況中継=東日本=)と、オンデマンド配信に加えて、パソコンでは提供されていない、第2放送のライブストリーミング(平日・株式市況、土日・中央競馬実況中継=西日本=)も聞くことが出来る。
なお、au、ソフトバンクの携帯事業者両社でも、同名の公式サイトサービスを2006年7月に開始したが、両社が規制する同日内のパケット転送量上限規定により、文字情報とオンデマンド配信のみとなっている(auはCDMA 1X WIN端末の一部機種、ソフトバンクは3G端末の一部機種で対応)。
また、ウィルコムのWindows Mobile搭載機種(W-ZERO3シリーズ)向けに、ライブストリーミングとオンデマンド聴取が出来る公式サイトを、2007年2月14日より開始した。通信料のみで使用できるが、競馬中継などの携帯電話向けに有料提供されている番組は聴くことが出来ない。また、パソコン向けにオンデマンド公開されている番組でも、一部対象外となっているものがある。
- 番組ブログ
音声配信以外にも、ホームページのブログ化に精力的に取り組んでおり、各番組ごとのブログは勿論の事、特別番組(外国の競馬実況特別番組ほか)ブログや、制作スタッフの単独ブログ(インターネット担当者webmasterブログ、大阪支社アジア番組担当営業マンブログ、競馬番組担当者によるワールドカップ中継PRブログを引き継いでの日本サッカーウォッチブログ)なども、公開されている。
[編集] モバイル放送向け同時ネット
日経ラジオ社も出資している携帯端末向け衛星放送「モバイル放送」の音声チャンネルへ、番組を1チャンネル供給している。2006年3月26日までは、同社のBSデジタルラジオ放送「BSラジオNIKKEI」301チャンネル(マーケット・チャンネル)を供給してきたが、休止期間を経て、同年4月1日からは、土・日曜のみ、第2放送の「中央競馬実況中継」(09:30-16:45)を供給している。
[編集] デジタルたんぱ501・デジタルたんぱ502
デジタルたんぱ501及びデジタルたんぱ502は、SKY PerfecTV!を通じて曾て放送されていた超短波放送である。前者は当時のラジオたんぱ第1放送、後者は第2放送を同時放送していた(2002年4月以降、第2放送休止時は第1放送を放送)。短波の放送が休止中でもCSでは送信確認用試験電波として次の放送開始まで音楽を流していた。2004年3月末で放送を終了。
有料放送だったものの、実際に有料放送となったのは、株式市況・競馬中継・送信確認用試験電波に流れる音楽のみで、そのほかの番組はすべて無料放送だった。
[編集] 関連項目
- たんぱ三人娘:大橋照子・斉藤洋美・小森まなみ
- BSデジタルラジオ放送 (2006年3月31日で放送終了)
- ビー・エス・コミュニケーションズ (BSラジオNIKKEI)
- 出資会社
- ラジオNIKKEI杯2歳ステークス
- ラジオNIKKEI賞
[編集] 外部リンク
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