模倣犯
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模倣犯(もほうはん)とは、マスコミ等で報じられた事件を真似て犯罪を犯すこと。またはその人。コピーキャット (Copycat)。
模倣犯の取りうる行動として
- マスコミで報じられた犯罪を細部まで真似て事件を起こす
- 同じ犯人によるものに見せかけ、最初の事件の犯人に罪を着せる目的で摸倣する。
- 犯人への対抗意識から、あえて同じ手口を使用する。(シリアルキラーに見られる傾向)
- 報道内容に触発されて類似の犯行を犯す。
- (すでに犯行の準備が行われている段階で)報道内容を参考にして手順などを変更する。
等が考えられるが、主に1,2のケースが摸倣犯とされる。
振り込め詐欺や住宅への落書き、放火、通り魔、スリなど、比較的手軽に行える犯罪は模倣犯が発生しやすい。
江戸時代に流行した相対死を模倣犯の一種とする見方もある。