武器よさらば
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
文学 |
![]() |
ポータル |
各国の文学 記事総覧 |
出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
『武器よさらば』(A Farewell to Arms)は、1929年に発表されたアーネスト・ヘミングウェイの長編小説。
第一次世界大戦のイタリアを舞台に、アメリカ人のイタリア兵フレデリック・ヘンリーとイギリス人看護婦キャサリン・バークレイとの恋を描く。ヘミングウェイ自身の、イタリア北部戦線の従軍記者時の体験をもとにしている。
[編集] あらすじ
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
第一次世界大戦中、イタリア兵に志願したアメリカ人フレディック・ヘンリーだが、イタリア軍は理想とはかけ離れていた。その戦場で看護婦キャサリン・バークレーと出会う。初めは遊びのつもりの恋であったが、しだいに二人は深く愛し合うようになった。やがてキャサリンの妊娠が分かり、二人はスイスへと逃亡。ところが難産の末、子と共にキャサリンは死んでしまい、最後は雨の中をフレデリックは一人立ち去ってゆく。
[編集] 映画版
- 1932年「戦場よさらば」(米)
- 監督:フランク・ボーゼイジ、出演:ゲイリー・クーパー、ヘレン・ヘイズ、アドルフ・マンジュー、メアリー・フィリップス、ジャック・ラ・ルーほか
- 1957年「武器よさらば」(米)
- 監督:チャールズ・ヴィダー、出演:ロック・ハドソン、ジェニファー・ジョーンズ、ヴィットリオ・デ・シーカ、マーセデス・マッケンブリッジ、アルベルト・ソルディ、エレイン・ストリッチ、オスカー・ホモルカほか