武士の一分
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武士の一分 | |
監督 | 山田洋次 |
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製作総指揮 | 迫本淳一 |
製作 | 久松猛朗 |
脚本 | 山田洋次、平松恵美子 山本一郎 |
出演者 | 木村拓哉、壇れい、笹野高史 緒形拳、桃井かおり 坂東三津五郎ほか |
音楽 | 冨田勲 |
撮影 | 長沼六男 |
編集 | 石井厳 |
配給 | 松竹 |
公開 | 平成18年(2006年)12月1日 |
上映時間 | 121分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
原作は時代小説『盲目剣谺返し』(『隠し剣秋風抄』藤沢周平作)。監督の山田洋次の『時代劇三部作』(『たそがれ清兵衛』・『隠し剣 鬼の爪』)の第3作目(完結)である。
目次 |
[編集] ストーリー
幕末時代の海坂藩(山形県庄内地方に実在した庄内藩がモデル、現在の鶴岡市)。藩主の毒見役を務める侍、三村新之丞は妻・加世と慎ましくも幸せに暮らしていた。だがある日、毒見の際に食べた貝の毒に中り失明してしまう。この一件から一時は絶望するも加世の支えもあり、光の無い世界に慣れてきたある日、加世と番頭・島田藤弥との不貞を知ってしまう。島田に体を預けることを引き換えに家禄を保ってきたことを知った新之丞は加世を離縁。その後、実は島田は加世を弄ぶために家禄を口実に加世を騙したことを知り、島田に対し、自らの「一分」を賭け果し合いに挑む。
[編集] 登場人物
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- 三村新之丞 : 木村拓哉
- 近習組に務める30石の下級武士。藩主の毒味役を務めていたがつぶ貝の毒にあたり、失明する。
- 三村加世 : 檀れい
- 新之丞の妻。みなしごだったが新之丞の両親に育てられた。新之丞が失明してしまい、今後の生活のために島田を頼るが、そこに付け込まれ島田に弄ばれてしまう。
- 徳平 : 笹野高史
- 新之丞の父の代から務める中間。新之丞とは軽口を叩き合っている。
- 新之丞の叔母。
- 島田藤弥 : 坂東三津五郎
- 海坂藩番頭。
- 樋口作之助 : 小林稔侍
- 海坂藩広式番。食事の不始末の責を取って切腹する。
[編集] スタッフ
- 監督 : 山田洋次
- プロデューサー : 深沢宏、山本一郎
- 脚本 : 山田洋次、平松恵美子、山本一郎
- 音楽 : 冨田勲
- 製作委員会 : 松竹 ‐ テレビ朝日 ‐ 住友商事 ‐ 博報堂DYメディアパートナーズ ‐ 読売新聞 ‐ TOKYO FM ‐ Yahoo!JAPAN ‐ マガジンハウス ‐ 朝日放送 ‐ メ~テレほか
[編集] 文献
- 『隠し剣秋風抄』藤沢周平、文藝春秋、1981年 ISBN 4163063102
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 武士の一分(公式サイト)