気比松原
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気比松原(けひのまつばら)とは、福井県敦賀市の景勝地である。三保の松原、虹の松原と共に日本三大松原として知られ、1934年(昭和9年)に国の名勝に指定されている。敦賀湾の奥に面する部分のうち西側半分がこの松原である。夏になれば近畿や中京からの海水浴客で賑わいを見せる。また日本海一と自称する花火大会とそれに伴い行われる灯篭流しの会場にもなると人でごった返すが普段は静かでひっそりとした場所である。松原の中には砂利道がめぐらされている。
[編集] 概要
400,000m² の広さの中に17,000本の各種の松が並び、夏には浜辺が海水浴場として賑わう。日本における海岸の松林はクロマツが多いが気比松原では、アカマツが85パーセントを占める。9世紀には、石川県羽咋郡志賀町の福良津と共に渤海使の為の使節松原客館が置かれた。
日本の白砂青松100選にも指定されている。
[編集] 周辺
東側には戦災を免れた古くから残る住宅が寄り集まっている。松原を囲むように住宅や学校が立てられているが旧市街地・新市街地からともに離れているので静かである。
- こどもの国
- 福井県立敦賀高等学校
- 敦賀市立松陵中学校