水晶の龍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『水晶の龍』(すいしょうのドラゴン)は、ファミコンディスクシステム向けゲーム。
[編集] 解説
スクウェアが DOG (Disk Original Group) 名義で発売した作品で、コマンド選択型のアドベンチャーゲーム。
SF的な設定の舞台で、宇宙空間に現れた水晶の龍の謎、人々の失踪事件を調べる青年を主人公プレイヤーとして操作する。
スクウェアが当時から得意だったものに、アニメーションを多用したビジュアルシーンがあり、本作品でも特に女性の絵を中心に発揮された。 また、本編中のキャラクターデザインと作画協力を佐藤元が担当し、アニメーション部分を日本サンライズ(現・サンライズ)が担当した点でも話題を呼んだ。
[編集] 有名なウソ技
本作品で最も有名なシーンは、ヒロインの1人であるシンシアが手を広げているものである。これは、当時の大手ゲーム雑誌「ファミリーコンピュータMagazine」の裏技紹介コーナーで「この場面から野球拳が出来る」としてシンシアの服が一枚ずつ脱げていく画像写真が掲載されたためである。但し、実際にはこれはウソ技(読者プレゼント用クイズを兼ねて、他誌による情報の盗用を避けるため掲載された嘘の裏技)であったため、再現は不可能である。画像も、編集部が手間隙をかけて本物らしく加工した力作であった。
ゲームはプレイしたことがなくてもこのウソ技だけ知っているという子供は多かった。