水門川
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水門川(すいもんがわ)とは岐阜県を流れる川で、木曽三川の木曽川水系の川である。
[編集] 流域
岐阜県大垣市笠縫町付近を水源とし、大垣市街を大垣城を沿うように流れ、大垣市内の中小河川、排水路と合流し、岐阜県安八郡輪之内町塩喰で牧田川(揖斐川の支流)に合流する。
1635年(寛永12年)、大垣藩主として戸田氏鉄が大垣城に入城する。戸田氏鉄は大垣城の外堀として、水門川を築く。
水門川は大垣城の外堀としての役割のみならず、揖斐川を介して大垣船町と桑名宿を結ぶ船運の運河の役割を持っていた。松尾芭蕉の奥の細道のむすびの地は大垣船町であり、芭蕉は船町から水門川を船で下り、桑名宿へ向かい江戸に戻っている。現在でも水門川の一部を大垣運河と呼ぶ場合もある。現在も川湊であった船町港には住吉灯台が残る。
大垣駅東の愛宕神社から船町の奥の細道むすびの地までの約2.2kmは水門川遊歩道四季の路として整備されている。船町公園は桜の名所である。
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