海洋地形学の物語
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海洋地形学の物語 | ||
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イエス の アルバム | ||
リリース | 1973年10月26日 | |
録音 | 1973年 | |
ジャンル | プログレッシブ・ロック | |
時間 | 40:58/40:05 | |
レーベル | アトランティック・レコード | |
プロデュース | イエス、エディ・オフォード | |
レビュー | ||
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イエス 年表 | ||
イエスソングス (1973) |
海洋地形学の物語 (1973) |
リレイヤー (1974) |
海洋地形学の物語(Tales from Topographic Oceans)は、イエスの通算7作目、スタジオ録音盤としては6作目にして初の2枚組アルバムである。 メンバーはジョン・アンダーソン、スティーヴ・ハウ、クリス・スクワイア、リック・ウェイクマン、アラン・ホワイトの5人。
目次 |
[編集] 収録曲
- A面(ディスク1)
- 神の啓示 (20:27)
- B面(ディスク1)
- 追憶 (20:38)
- C面(ディスク2)
- 古代文明 (18:34)
- D面(ディスク2)
- 儀式 (21:35)
[編集] リマスター盤
2003年にCDのリマスター盤が発売された。音質の向上が図られている他、以下の2曲のボーナス・トラックが追加収録されている。
- ダンス・オブ・ザ・ドーン(スタジオ・ラン・スルー)
- ジャイアンツ・アンダー・ザ・サン(スタジオ・ラン・スルー)
[編集] 発売日
当初、本国イギリスでは1973年10月26日に発売されると告知されたが、後述のメンバー間の不和が影響したらしく、発売は遅れた。ただし遅延について正式な告知は無く、各誌のレビューの掲載時期から、11月の半ばに店頭に並んだものと推測されている。アメリカでの発売は1974年1月9日とされている。
[編集] 内容
1973年の2月、イエスが来日公演で東京に滞在していた時、ジョン・アンダーソンが、ホテルの自室で読んだヒンドゥー教の経典からヒントを得て、ツアー中にスティーヴ・ハウとの共同作業で構想をまとめた。2枚組で4曲という、前作以上の大作志向であり、歌詞や曲想も幻想感と抽象性が強くなっている。
[編集] 評価
前作のスタジオ録音盤で、最高傑作とも評されている危機の次作品という事で期待も大きく、本国イギリスでは予約の段階でゴールド・ディスクに承認された。だが発売当時の各音楽誌の評価は低く、ファンの間でも賞賛の声は多くなかった。何よりもメンバー自身が、このアルバムに対して、あまり自信あるコメントをしていない。
[編集] メンバー間の不和
曲の長さや内容の難しさといった点で、特にリック・ウェイクマンが異議を唱えたと言われている。実際、1974年半ばに脱退した時、多くのインタビューでこの作品に対する不満を数多くコメントしている。
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