清水草一
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清水 草一(しみず そういち、1962年1月29日 - )は東京都新宿区出身のモータージャーナリスト。慶應義塾大学法学部卒業。2005年11月に自らが興した編集プロダクション会社、有限会社フォッケウルフの代表取締役社長。MJブロンディという別名も持つ。小説家の清水一行は父。
[編集] 略歴
1984年に集英社に入社、「週刊プレイボーイ」編集者を経て1993年に独立。週刊プレイボーイ時代に担当していた漫画家の池沢さとしの影響で大のフェラーリ好きとなり、自ら「大乗フェラーリ教教祖」を名乗るほどになる。1995年に出版した「そのフェラーリください!」(三推社/講談社)を始めとするフェラーリ関連の著作の数々は一部で話題となり、日本のフェラーリオーナーの数を増やした遠因とも言われる。この現象を氏自らは「フェラーリの大衆化」と呼んでいる。
一方で日本道路公団の民営化問題に端を発する高速道路の建設問題にも独自の視点から取り組み、2000年には「首都高はなぜ渋滞するのか!?」(三推社/講談社)、2002年には「この高速道路はいらない。高速道路構造改革私案」(三推社/講談社)を出版。著者本人のコメントによれば「建設省(当時)内の書店では一時売れ行き1位に輝いた」(清水草一オフィシャルサイトより引用)という。 2007年1月放送の内村プロデュースでは「首都高研究家」として登場。
近年はテリー伊藤と共著で出版している「間違えっぱなしのクルマ選び」シリーズ(ロコモーション・パブリッシング)で、二人とも妙に偏った視点からのクルマの評価を世間に披露している。
以上の様に自動車関連誌で活躍しているが、実は鉄道にも詳しい。編集者時代には「週間プレイボーイ」誌に鉄道関連の記事を取り上げた。独立後も「ベストカー」上で2005年に起きたJR福知山線脱線事故について、クルマと鉄道との性格の違いを詳細に説明したり、自身のHPで新幹線0系電車について取り上げていたりする。