テリー伊藤
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テリー伊藤(テリー いとう、本名:伊藤 輝夫(いとう てるお)、1949年12月27日 - )は、日本の演出家、テレビプロデューサー、タレント、評論家。ロコモーション社長。東京都中央区築地出身。テリーは本名の輝夫に因む。通称はテリーさん。身長175cm。
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[編集] 人物
[編集] 学生時代
※一部メディア等の日本大学芸術学部放送学科卒業という報道は間違いである。
左目が斜視なのは日大全共闘に参加中、投石を受けて重傷を負ったものである。
(現在、その斜視を治すという企画がテレビ番組「でじたるのバカ² 」で進行中。なお、番組内の医療コーディネーター役にはカラテカの矢部太郎が就任。)
またアイスホッケーに打ち込んでいたスポーツマンでもあった。
[編集] 実家
- 実家は築地場外市場に卵焼屋「丸武」を営んでいる。数多くのテレビ番組で実家が放映されており、実家を継いだ兄・光男(通称:「アニー伊藤」)がしばしばテレビ出演する(主にテリーがレギュラー出演しているサンデージャポン)。また、築地市場のポスターにはテリーの絵が出ている。
- ドグマの監督のTOHJIROに似ている。
- 風水で有名なDr.コパは、兄・光男の中学・高校時代の友人で、テリーの実家によく遊びに来ていた。その為、Dr.コパはテリー伊藤の事を本名の輝夫と呼ぶ。兄の友人でもあり、幼い頃から付き合いのあるDr.コパには、さすがのテリー伊藤も頭が上がらないといわれる。
[編集] テレビ界へ
- 大学卒業後は寿司屋、ファッションメーカーのアルバイトに従事。1973年、IVSテレビ制作に入社し、テレビ制作に携わる。下積み時代に単なるサルの毛を剃った『木曜スペシャル』「人間か? 猿か?オリバー発見!」に携わり、「シマウマは素肌も白黒か?」という企画で前日シマウマを捕獲したときに、そのシマウマが突然ショック死してしまったため、死んだシマウマをスタッフ4人掛かりで動いているように見せたという逸話も持つ。チーフディレクターになってから「鬼の伊藤」と呼ばれ若手タレントを(オリバーと同様に)殴る蹴るなどやりたい放題した為、放送局や取引先の担当者のメンツとプライドを丸つぶれにしてしまい「もうあいつ(テリー)要らないよ」と見限られてしまう。これについては本人もトーク番組で「必死すぎて、行き過ぎた所があった」と認めている。
[編集] 天才・たけしの元気が出るテレビ!!等で再び開花
- その後、これらの行為が反感を買い、業界からも会社からも取引先からも放送局からも干され、数年間、内勤業務を余儀なくされていた時期もあったが(この時点で退職勧告されていたと思われる)その後『ねるとん紅鯨団』『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』『浅草橋ヤング洋品店』などの企画を担当し『たこ八郎に東大生の血液を輸血してIQ上昇実験』『ヒッピーはヤッピーになれるか?』などを演出、再び才能を開花させた。
- 又、『たけしの元気が出るテレビ!!』の企画の、ビートたけしと松方弘樹とのユニット楽曲『I'll Be Back Again…いつかは』の作詞も手がけた。
- 1990年代には独立し、自身もタレントとしてお茶の間に進出する。TBSの正月特番で、常磐自動車道にて無許可でスポーツカーレースをさせたことから道路交通法違反に問われ社会的非難を受ける(『オールスターキャノンボール大会』)。
[編集] お笑い北朝鮮
- 一方、北朝鮮を訪問した体験を交え、1993年に出版した『お笑い北朝鮮』がベストセラーになる。金日成(1994年死去)の後継者であるといわれながらも謎の多かった金正日を単なる独裁者の放蕩息子ではなく、「偉大な演出家」として取り上げた内容は各界に衝撃を与えた。
[編集] パフォーマンス
- 2003年、「阪神が優勝したら、阪神模様のタイツに身を包み、街中を練り歩く」と宣言。そのまま阪神が優勝したため、2003年9月17日に東京都港区お台場のお台場デックスで『六甲おろし』を歌いながら歩いた。
[編集] その他
- しかしながら、前述の発言をしている本人がまだ実行していない公約がある。
[編集] 現在
- 1995年4月から1997年まで『天才テリーの芸能ダマスカス』(ニッポン放送土曜日午前8時~11時。現在終了)でパーソナリティを勤め、それを皮切りに、テレビやラジオ、雑誌などの多数のメディアに出演するようになる。最近は討論番組への出演も多い。
- 関係者の間では既婚者であることが知られているが、暗黙の了解で誰も触れることはない。ところが、ラジオ番組で軍事評論家の神浦元彰が「テリーさんと奥さんに新幹線の中で会った時に~」と話してしまったことから一般にも知られることとなった。
- 又、『進め!電波少年』の生みの親である土屋敏男・日本テレビプロデューサーを始め、『マネーの虎』で一世風靡した高橋がなり、さらにはそーたに、おちまさと、都築浩、村上卓史、堀江利幸、田中直人などの放送作家たちも師弟関係にあり、それらのコネクションを駆使して新たな企画を生み出している。
- 2006年公開の映画『あおげば尊し』では、人間の生と死を扱った難しい役どころの主人公、小学校の教師役を演じている。ただし、まだ出演料はもらっていない。
[編集] 趣味
芸能界では所ジョージと肩を並べると言っても良いほどの自動車好きであり、過去に50台近くの車を乗り継ぎ、現在もハマーH1や日産・エクストレイルなどを所有している。その経歴を生かして近年は自動車評論の世界にも進出しており、自動車評論家の清水草一との共著「間違えっぱなしのクルマ選び」など、その分野での著書も多い。 三菱車に対する評価は高く2006年10月、三菱・ランサーエボリューションワゴン MR(ちなみにATである)を新たに購入した。特にシートには拘りが強く、通勤の足として使っているウィンダムや、去年の10月に購入したランエボはシート交換をしている。
最近、念願の大型自動二輪免許を取得し、ハーレーダビッドソンを購入予定である。
[編集] 発言内容
- 数々の番組でコメンテータとして出演していることもあり、発言内容は数多い。発言内容の矛盾点や、意見が変節することも数多く、自分の反対意見に対して耳を貸さない事も多い。テリー伊藤の発言内容については賛否両論ある。ニュース23の「多事争論」コーナーで、筑紫哲也に名前こそ出されなかったものの「ここがヘンだよ日本人で議論をしようとしない人」と揶揄された。なお、「ここがヘンだよ日本人」では、二宮清純と意見が対立したことがあり、二宮を感情的に叩き激怒させた事がある。
[編集] 出演番組
[編集] 今現在の出演
- サンデージャポン(TBS系・日 10:00-11:24)
- Sunday!スクランブル(テレビ朝日系・日 11:45-12:55)
- 給与明細(テレビ東京ほか・日 24:35-25:00)
- テリー伊藤のってけラジオ(ニッポン放送・月-金 13:00-15:30)
- Tokyo Boy(MXTV・日21:00-21:30)
- 爽快情報バラエティー スッキリ!!(日本テレビ系・月-金 8:00-9:55 2006年4月3日 - )
[編集] 以前に出演した番組
- ここがヘンだよ日本人(TBS)
- 天才テリーの芸能ダマスカス(ニッポン放送)
- のってけテリー!渚の青春花吹雪(ニッポン放送)
- テリーとうえちゃんのってけラジオ(ニッポン放送)
- ヤミツキ(中京テレビ)
- TVクルーズ となりのパパイヤ(フジテレビ)
- 福山エンヂニヤリング(関西テレビ)
- 土曜一番!花やしき(フジテレビ)
- やじうまプラス(テレビ朝日)
- ザ!情報ツウ(日本テレビ)
- 土曜LIVE ワッツ!?ニッポン(フジテレビ)
- アンテナ22(日本テレビ)
- 少年バッド(テレビ東京)
- めちゃ×2イケてるッ!(フジテレビ)
[編集] 演出した主な番組
- びっくり日本新記録(よみうりテレビ) ※ADとして参加
- スター爆笑Q&A(よみうりテレビ)
- 日曜ビッグスペシャル・いじわる大挑戦→オールスター(秘)指令(テレビ東京)
- 日曜ビッグスペシャル・全日本そっくり大賞(テレビ東京)
- 天才・たけしの元気が出るテレビ!!(日本テレビ)
- ねるとん紅鯨団(関西テレビ)
- とんねるずの花の芸能界すべて乗っ取らせていただきます!!(日本テレビ)
- とんねるずの生でダラダラいかせて!!(日本テレビ)
- ビートたけしのお笑いウルトラクイズ(日本テレビ) ※構成として参加
- 浅草橋ヤング洋品店(テレビ東京)
- 出動!ミニスカポリス(テレビ東京)
- まっ昼ま王!!・金曜日(テレビ朝日)
[編集] 映画
- あおげば尊し(2006年)
[編集] テレビドラマ
- 深く潜れ~八犬伝2001~(2000年)
- ユウキ(2006年、「24時間テレビ・愛は地球を救う」内で放送、日本テレビ系)タクシーの運転手役
- 風林火山(2007年、NHK)福島越前守役
[編集] 連載している出版物
[編集] 著書
- レクサス0点ランエボ100点―間違えっぱなしのクルマ選び2007 (共著:清水草一,ロコモーションパブリッシング,2006年)
- 男なら雲上carを目指せ!激笑(共著:清水草一 ,ロコモーションパブリッシング 2006年出版)
- 日本人の正体(共著:養老孟司,宝島社 2006年)
- 5歌謡Gメンあのヒット曲の舞台はここだ!(宝島社,2005年)
- 中古車がみるみる欲しくなる!爆笑(共著:清水草一,ロコモーションパブリッシング,2005年)
- テリー&中谷の人生のツボ(共著:中谷彰宏 ,三笠書房,2005年)
- お笑いニッポン公務員アホ役人「殲滅計画」(双葉社,2005年)
- 給与明細基本給10万円の社長とメロンパンで200万円稼ぐ若(ロコモーションパブリッシング,2005年)
- 不道徳講座平成版(ロコモーションパブリッシング,2005年)
- 間違えっぱなしのクルマ選び 2005年版(ロコモーションパブリッシング,2005年)
- テリー伊藤の遊びベタのための成功法則“当たり前の毎日”が変わり出す19のスイッチ"(青春出版社,2005年)
- オバサンとサムライ(共著:養老孟司,宝島社,2004年)
- お笑いニッポンの教育(共著:和田秀樹,PHP研究所,2004年)
- 消えゆく日本の俗語・流行語辞典(共著:大迫秀樹,東邦出版,2004年)
- 新お笑い北朝鮮(ダイヤモンド社,2004年
- 間違えっぱなしのクルマ選び(共著:清水草一,樂書舘(中経出版),2004年)
- 給与明細一枚の紙に刻まれた、人生のドラマ(スターツ出版,2004年)
- 俺の巨匠70年代の黄金期をつくった12人の天才クリエーター(ぴあ,2004年)
- 「人をつくる」という仕事(共著:木村政雄,青春出版社,2003年)
- 総理大臣の仕事がわかる本(成美堂出版,2003年)
- やぶにらみ日本サッカー改造計画(共著:ケン・ファウソ,新潮社,2003年)
- お笑い日中戦闘宣言!(共著:金美齢,実業之日本社,2003年)
- 格闘技心中(共著:ターザン山本,徳間書店,2003年)
- お笑い創価学会信じる者は救われない 池田大作って、そんなにエライ?(共著:佐高信,光文社 ,2003年)
- 世間にマジギレ!!どうなってるんだ日本の若者!(マガジンハウス ,2003年)
- お笑い日韓決別宣言(共著:リュウヒジュン,実業之日本社 ,2003年)
- 入門バクロ経済学(共著:金子勝,朝日新聞社,2003年)
- テリー伊藤の「日本警察」改造計画(講談社 ,2003年)
- 病院のカラクリ、医者のホンネ(共著:和田秀樹,アスキー,2003年)
- お笑い日本の防衛戦略テロ対策機密情報(共著:青山繁晴,飛鳥新社,2003年)
- 日本プロ野球改造プラン 大リーグの植民地化を阻止せよ(共著:玉木正之,光文社,2003年)
- テリーとうえちゃんの恐怖川柳(共著:うえやなぎまさひこ,ニッポン放送プロジェクト(扶桑社),2003年)
- ダメ監督列伝プロ野球殿堂 怒涛編(メディアワークス,2003年)
- テリー伊藤のニッポン裏稼業(宝島社,2003年)
- お笑い銀行さいごの日(共著:横田濱夫,角川書店,2003年)
- お笑い老人大国 オレたちが日本を喰い潰すぞ!(共著:泉谷しげる,光文社,2003年)
- どうすれば、言いたいことが言える自分になれるか?(共著:野村沙知代,アスキー,2003年)
- 人生の答え(共著:中谷彰宏,メディアワークス(角川書店メディアワー),2003年)
- テリーとうえちゃんの恐怖川柳テリー伊藤(共著:うえやなぎまさひこ,ニッポン放送,ニッポン放送プロジェクト(扶桑社),2003年)
- テリー伊藤の「今こそ中古車を買いなさい!」(講談社,2003年)
- テリー伊藤の一言絶句 走句、草句、想句…きらめく創句 世代闘争編 (光文社,2003年)
- ペットスナイパー二階堂達也(幻冬舎,2003年)
- テリー伊藤の雑学事典 使える、笑える、楽しめる (成美堂出版,2003年)
- ええじゃないか!テリー&ハリーの日本再生計画ーうなだれた日本人への (共著:佐藤治彦,インデックス・コミュニケーションズ,2003年)
- 荻野アンナとテリー伊藤のまっかなウソのつき方(共著:荻野アンナ,イーグルパブリシング,2003年)
- テリー伊藤のナンパ天国大情報(アリアドネ企画,2003年)
- 日本人の敵(共著:渡部昇一,PHP研究所,2003年)
- 君は長嶋茂雄と死ねるか!(メディアワークス(角川書店メディアワー),2003年)
- こんな女に抱かれたい生き様が色っぽい女たちの実像に迫る! (ハローケイエンターテインメント,2003年)
- テリー伊藤のだから東京都民はバカなんだ(ビー・アール・サーカス(そしえて),2003年)
- お笑い銀行さいごの日(共著:横田濱夫,ビジネス社,2003年)
- 衝撃の国民大投票これがニホン人のホンネだ! (二見書房,2003年)
- 大蔵官僚の復讐お笑い大蔵省極秘情報2 (飛鳥新社,2003年)
- Dr. テリーのスーパースター改造計画(ティーツー出版,2003年)
- リー伊藤のお笑い人生劇場(世界文化社,2003年)
- のってけ失楽園(共著:ニッポン放送,角川書店,2003年)
- お笑い「日本を救おう!」大発想(共著:野坂昭如,PHP研究所,2003年)
- 永田町無頼伝超難解政治小説(朝日新聞社,2003年)
- お笑い外務省機密情報(飛鳥新社,2003年)
- テリー伊藤の怖いもの見たさ探検隊(光文社,2003年)
- テリー伊藤の花嫁国家試験(共著:伊藤輝夫,扶桑社,2003年)
- 死ぬまであと1週間。あなたならどうする?(PHP研究所,2003年)
- ダメ監督列伝お笑いプロ野球殿堂(史輝出版,2003年)
- どんどん自信が湧いてくる就職のツボ(旺文社,2003年)
- テリー伊藤のお笑いニッポン大改造計画(光文社,2003年)
- お笑い大蔵省極秘情報(飛鳥新社,2003年)
- テリー伊藤のこんないいコに出会える本え!まさか!(アリアドネ企画,2003年)
- テリー伊藤のお笑い天才日記(古川書房,2003年)
- 私が愛した金正日(資本主義社会の害悪を知るためにお忍びで新潟港から来日した金正日を、テリーのエスコートでお薦めの風俗店等に案内した実話ローマの休日に似ている)。 (宝島社,2003年)
- 王さんに抱かれたい(飛鳥新社,2003年)
- “ヤラセッ娘”テリー伊藤写真集(センチュリー,2003年)
- お笑い革命日本共産党(飛鳥新社,2003年)
- テリー伊藤の遊びの天災!?(産經新聞出版,2003年)
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