瀧本
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種類 | 株式会社 |
本社所在地 | 大阪府東大阪市石切町7丁目4-3 |
電話番号 | 0729-86-9800 |
設立 | 1925年7月1日 |
業種 | 繊維製品 |
事業内容 | 学校制服・体操服など各種衣料の製造・販売 |
資本金 | 10億円 |
売上高 | 160億円 |
外部リンク | www.fcc.co.jp/takimoto/ |
瀧本(たきもとかぶしきがいしゃ)は学生服を中心とした衣料品販売企業で、本社は大阪府東大阪市に在する。1925年創業ならびに設立。スクールタイガーブランドの学生服でその名を知られている。
少子化が進む昨今、現在は他社と同様に基幹ブランドのスクールタイガーは縮小傾向にあり、かわってベネトンなどの有名デザイナーを起用した製品の割合が多くなっている。
目次 |
概要
大手学生服業4社トンボ(トンボ学生服)、明石被服興業(富士ヨット学生服)、瀧本(スクールタイガー学生服)、尾崎商事(カンコー学生服)のうちの1社。 同社の商標のスクールタイガーは1929年に登録されている。
手塚治虫を起用したテレビCMを、長きにわたって放映していた。 「大志を抱いて、立派に成長して欲しい」とのことから、没後20年近く経つも、今なお日本漫画界の巨匠としてその名と功績を高く評価されている同氏を起用した。
事業所
- 本社所在地 大阪府東大阪市西石切町7丁目4番3号
- 東京支社 東京都江東区枝川2丁目5番11号
他にも北海道・仙台・名古屋・広島といった全国主要都市に7つの支店を持つ。
主な取り扱いブランド
学生服メーカーについての備考
学生服メーカーというと、かつては岡山県倉敷市は児島半島がその原料である綿花の生産地で明治期より足袋の製造がさかんであった。その後1872年の学制発布に伴って、義務教育の定着化がはかられることになり、やがて大正期に入ると、同地では詰襟式の学生服ならびに女子学生向けのセーラー服の製造を開始することになる。 前述の3社のみならず、他にも今もなお全国各地に貼り巡らされたホーロー看板にその名前が残っている「サクラ日本学生服」の製造元であった石井産業や「太陽櫻学生服」発売元の日本被服など・・・多くの企業が岡山県は倉敷市を発祥とする企業だったのに対し、同社は大阪府は東大阪市で誕生した企業である。特に昭和30年代は戦後第一次ベビーブーム期に生まれた団塊の世代が学生時代だったこともあって、就学率も高く、また繊維メーカーの東レと倉敷紡績(クラボウ)の2社が系列を組み、傘下に岡山県に本社を置く学生服メーカーを数多く置いていたが、やがて昭和40年代以降、2社の傘下に入っていた内、経営体力のないメーカーは次々と倒産し、淘汰され、現在のように財務体質が優良な企業数社が残ったわけだが、同社はその傘下に入ることなく、今日まで企業を経営して来ていることは特筆に価すると言っても良いだろう。
ちなみに現在でも学生服の実に8割近くが岡山県に本社を置くメーカーのもので占められているという統計が出ている。
また業界全体でもトンボがOlive de Oliveやヒロミチナカノ、尾崎商事はELLEを採用していて、学生服のブランド化は、最も多くのブランドを扱うトンボと尾崎商事の二社が拮抗している状態である。
外部リンク
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